/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
秀馬
よ、おはよ
柚葉
おはよー
柚葉
そういえば修学旅行の班どうする？
秀馬
ん、あー、
柚葉
私、舞と組もうと思ってるんだ～
秀馬
え、舞？
柚葉
うん！そういえばさっきそこに……
柚葉
ほら！
私は舞のいる方向を指差した
秀馬
嘘だ……
柚葉
どうかした？
秀馬
やっと見つけたのにこんなことって……
柚葉
え、ちょ…秀馬……？
秀馬は泣いていた
私には泣いている訳が分からなかった
柚葉
なんで泣いてるの……？
柚葉
(今はそっとしとこう…)
そっと席についた
すると秀馬がこちらに駆け寄ってくる
柚葉
え………？
私の周りの空気が変わった
ｽﾞﾝｯとしたような重い空気へと
顔を上げると
そこには
どこか壊れたような舞がいた…
柚葉
ま、舞…？
舞
ごめんね……柚葉
秀馬
おい！
秀馬
ふざけんな！舞
秀馬
大切な友達に頼むなよ！
秀馬
俺が見つけてやるから！
柚葉
……………
舞
ごめんね………秀馬、柚葉
舞
私のカラダ……探して…
私は状況が掴めなかった
だけど秀馬の顔を見るとふざけているようではなかった。
柚葉
か、カラダ探すの……？
屋上にて
柚葉
ね、秀馬大丈夫？
秀馬
あー、まあ…
柚葉
にしてもさ…
あんなに秀馬が大きい声出してたのに全然皆驚いてなかったね…
あんなに秀馬が大きい声出してたのに全然皆驚いてなかったね…
秀馬
あー、うん
柚葉
ちょっと驚いてた人もいたけどね…
秀馬
え、誰だよ……？
柚葉
えっと……
確か優斗と優奈と咲月だったかな……
確か優斗と優奈と咲月だったかな……
秀馬
優斗……あいつもなのか…
柚葉
うん？
秀馬
他にはいなかったか？
柚葉
特には……教室にはいなかったけど……？
秀馬
そっか…
秀馬
となるとあと二人…
柚葉
ね、そういえば「カラダ探し」って何時にあるの？
秀馬
０時。
０時になった瞬間自分の家から学校へと移動する。
０時になった瞬間自分の家から学校へと移動する。
柚葉
そうなんだ……
秀馬
わざわざ自分で学校に行かなくてもいいからな……
柚葉
うん、分かった
部屋にて
柚葉
眠い……
柚葉
寝よっかな……
ﾁｸﾀｸ
ﾁｸﾀｸ
ﾁｸﾀｸ
午前０時
秀馬
柚葉！起きろー
柚葉
ん……なんで秀馬がここに…
柚葉
ってあれ…学校？
秀馬
「カラダ探し」するんだよ
柚葉
あー、そうだった
ふと周りを見渡すと、 今日教室にはいなかった人もここにいた
優奈
ね、「カラダ探し」ってなんなの？
優奈
なんか舞が頼みにきたけど
秀馬
話したいんだけどもう時間がないみたいなんだよな…
ｷﾞｷﾞｨｲｲｲ
秀馬
「赤い人」に見つからないようにカラダを探して、
秀馬
棺桶に納める！
秀馬
「赤い人」を見たら絶対に振り返るなよ。
優奈
んー、分かった
それぞれバラバラに学校内に散らばった
柚葉
夜の学校……なんか怖いな…
ｺﾂﾝ
柚葉
え……
足音が聞こえた
咲月
ね、ねえ……
柚葉
なんだ咲月か。
柚葉
びっくりした……
咲月
「赤い人」に見つかったらどうなるの？
柚葉
なんか秀馬から聞いたんだけど、殺されるらしい…
咲月
そっか…
咲月
でも生き返るんだよね？
柚葉
そう……らしい…
アナウンス
「赤い人」が本校舎二階に現れました。
咲月
ち、近いね……
ﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀ
柚葉
何の音…？
咲月
分かんない…
咲月
足音でもなさそうだし…
柚葉
そうだよね…
後方が気になって振り向いた
柚葉
あ……
咲月
どうかした？
柚葉
あれ……
柚葉
「赤い人」だ…！
咲月
嘘！
咲月
振り向かないでよ！
柚葉
あ、忘れてた…
柚葉
で、でも……
柚葉
もう…遅いみたい…
「赤い人」は笑みを浮かべていた
ﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀﾍﾟﾀ
ものすごいスピードでこちらへ向かってくる。
ギャハハハハハハハハハハハハッ！
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
