照
辰哉
俺がふっかに報告のメールを した次の日。
いつも俺が出勤すれば すぐ俺に駆け寄って しょーもない話するのに。
今日はしてくれないの?
照
辰哉
照
辰哉
照
辰哉
照
辰哉
照
辰哉
照
辰哉
照
嘘つき。
泣いたのは本当。 映画で泣いたってのは嘘?
照
辰哉
辰哉
照
辰哉
照
辰哉
照
その瞬間、
俺を見るふっかの目は切なくて
目を逸らした時、 ふっかの目からきらりと 雫が溢れ出た。
照
俺が無意識のうちに ふっかに手を伸ばした時。
ぱしっ、と俺の手を避け叩いた。
照
辰哉
とだけ言い残して 席を立った。
ありえない。
今までのふっかはあんなことしなかった。
〇〇
照
〇〇
照
俺はふっかを追いかけるか迷ったけど
彼女のコンビニ休憩についていった。
〇〇
照
〇〇
〇〇
ケラケラ、と笑う彼女と笑いながら周りを見ると、
子供が走り回る公園のベンチに見覚えのある後ろ姿が。
照
彼女もいるし、声をかけられずただふっかを見ながら通り過ぎていく。
泣いている、確かに。
顔を歪ませて、嗚咽していた。
〇〇
照
〇〇
彼女に目線を移すと
その後ろでふっかがちらっと、振り返った気がした。
「っごめん、笑」
辰哉
1人泣いている俺と裏腹に
彼女さんと笑って通り過ぎていく照。
まぁ、そうだよな。
俺の気持ちなんて知りもしない。
辰哉
どう?
俺が女だったらご飯一緒に行ってくれた?
照の気になる子になれた?
照のこと、分かってるつもりだよ。
あの女の子より。
でもさ、俺はもうここまでで終わり。
いや、さっき、 終わったのかも。
...お幸せに。
コメント
1件
続きあったらみたいです!