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kit
逃げた。
反発的に逃げてしまった。
突き飛ばして、怪我させたかな。
もうkmmは味方してくれないよね。
あぁ、
また間違えた。
俺は、どうしていつもこうなんだろう。
考え事をしていたせいで、周りを見れていなかった。
そのせいで、角を曲がったところで他の生徒にぶつかってしまった。
kit
走っていたせいで勢いがあったが、向こうのほうが体格が良く、倒れたのは俺の方だった。
地面に腰を打ちつける寸前、自然と手をついてしまった。
それがいけなかった。
kit
昨日ナイフで切り裂かれた右腕の傷が痛んだ。
激痛のあまり腕が震えた。
kit
モブ4
モブ5
モブ4
モブ4
モブ5
モブ4
モブ5
こいついじめない?
kit
モブ4
モブ5
モブ4
モブ5
モブ4
いじめられる。
逃げないと。
もう味方はいない。
誰も庇ってはくれない。
そんな俺にある選択肢は逃げることだけ。
だけど、それすら叶わなかった。
モブ5
kit
逃げようとしたところで腕を掴まれ、思いっきり引っ張られた。
当然ながら、また激痛が走る。
kit
痛い。やめてくれ。
叫びたかった。
もうダメだ。
学校にもいられなくなる。
それなら俺は......
モブ5
モブ4
モブ5
kit
逃げよう。
逃げないと。
そう思いながらも、そんな勇気はなくホームルームが始まる時間だったため、教室へ戻った。
先生
逃げることを考えながら、あっという間に放課後になってしまった。
kmmはというと、朝のことがあってから一度も顔を見ていない。
早退したのだろう。
早く準備して、急いで帰ろう。
そう思い、鞄に荷物を詰め込んで、急いで教室を後にした。
が、あいつらの方が早かった。
モブ5
kit
モブ5
モブ4
モブ5
モブ4
モブ5
モブ5
モブ4
モブ5
kit
kit
モブ5
モブ5
kit
腹を蹴られすぎて咳と一緒に昼飯が半分くらい出る。
モブ5
モブ4
そこに追い打ちをかけるようにバケツで水をかけられた。
バシャーンッ
モブ4
モブ5
kit
俺は声を絞り出した。
モブ5
モブ5
だけど、そんな言葉に聞く耳を持つはずはなく、髪を掴まれて顔を殴られた。
kit
モブ4
kit
また腹を蹴られた。
今度は我慢しようと堪えたが、結局口まで上がってきて吐いてしまった。
モブ4
モブ5
今度は髪を掴まれ、便器の中に顔を突っ込まされる。
kit
一度手を離されて顔を上げたが、今度は後頭部を足で押さえられ、完全に呼吸ができなくなった。
kit
どうして俺は、こんな目に遭わないといけないんだろう。
これは、俺に対する罰なのかな。
この世界に生まれてしまったのがいけなかったのかな。
俺が生まれてきたことに神様が怒って、俺は今、こうなのかな。
俺だって、望んであんな奴らの元に生まれたわけじゃなかったのにな。
それなら俺は、もう助けを求める資格なんて、ないんだろうな。
あの時、kmmに傷を見せていたら、
母の言う通り、ちゃんと勉強していたら、
ちゃんと勉強して、母に信用されて、父のことを母に伝えられていたら、
なにもかも、俺が悪かったんだね。
誰も、俺みたいな失敗作は望んでいなかったんだね。
俺は、生まれてきたらダメだったんだね。
俺は、存在してはいけなかったんだね。
俺自身のことは1番わかってる。
だからこそ言える。
誰より1番、俺が俺のこと嫌いだよ。
俺のことなんて大っ嫌いだよ。
死んじゃえばいいのになって、思うよ。
でも、死ぬ勇気なんてなかった。
痛いのなんて嫌いだから。
苦しいのなんて嫌いだから。
でも、もういいや。
明日死のう。
きっとみんな喜んでくれる。
最後ぐらいはみんなのこと、喜ばせてあげよう。
1人で静かに、死んでやろう。
もともと呼吸が乱れていたから1分ほどで苦しくなって、気づけば意識を手放していた。