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○○
無一郎
これは、時透ファンに 問答無用で殺される案件では?
○○
キスされた上にお風呂上がり 見ちゃうわマズイわ。
明日刺客が来るやつだなこれ
死ぬ前に目に焼き付けておこう
○○
無一郎
○○
火照った顔とか、濡れた髪とか、髪拭く時に見える腹筋とか。
○○
無一郎
差し支えしかないよって 目線しんどい。
○○
そういえば凄い怪訝な目で見られた。めげないぞ。
無一郎
○○
許可が下りたので 遠慮なく服をめくりあげる。
○○
え、何。人って将棋さしたら 腹筋バキバキになるの?
七不思議に将棋部の 部活内容を追加してほしい。
困惑からそっと スウェットを戻した。
無一郎
クスッと笑われて、 無一郎は私の髪を耳にかける。
無一郎
ハートがつきそうなくらい可愛くて、でも妖艶に言ってくるもので。
もう困惑。誰こいつ。
○○
チキンだから私。
○○
無一郎
本当に頭の回転が はやいなぁって思う。
帰りたいっていう願望に 真逆の要件を提示するところ、 流石だなって思う。
将棋指してると 人間ってこうなるの?
○○
無一郎
○○
ふふっと笑いながら布団を 整える彼を呆然と見つめる私。
まぁファーストキスは お母さんだしいっか。
生まれた時にちゅって してくれたらしい。
無一郎
○○
自分でもびっくりするくらい 信用できないんだけど。
無一郎
○○
何がすごいかって下心を包み隠さず話す相手が私ってところ。
無一郎
○○
結局普通に寝た、 すごい快眠だった。
人のベットでも 案外眠れるもんなんだな
○○
私の上に乗っている 無一郎の手を持ち上げて ベッドから抜け出した。
別に抱きしめられて寝たとかじゃない、寝相の一環だろう。
○○
ひとつ信じたくないことがあるとすれば、今日が普通の学校の日だということ。
一緒に登校とか嫌だなぁ、 目立ちすぎるんだよあの人。
そう思いながら 朝ごはんを作ることにした。
○○
スクランブルエッグを お皿に移して愚痴をこぼす。
無一郎
○○
背後から抱きついてきて 肩に顎を乗せてくる無一郎。
あまりにも突然だったので 調理器具落とすとこだった。
無一郎
○○
人の肩にぐりぐりと額を押し付けてくる無一郎にフライパンを振りかざそうとした。
無一郎
○○
「はーい」と素直に リビングに向かった無一郎。
前髪が跳ねてて ちょっと可愛いとか思う。
それにしてもスキンシップ すごいなーとお皿を並べた。
無一郎
○○
無一郎
今度機会があれば イギリス料理でも出そう、と 無一郎の向かいに座る。
朝食は洋風のものが好き。
特にワンプレートだと 洗い物が少なくて済むから。
無一郎
○○
そう言ってバクバクと 食べ進めていく無一郎。
私より食べるところ、 やっぱり男だなって思う。
無一郎
○○
素直に褒められてしまい、 少し戸惑う。
もう少しだけ凝ったものに すれば良かったかな
などと小さな後悔が生まれた。
○○
無一郎
そう引き止められて 私はピタッと動きを止める。
○○
一緒に登校しただけで 噂が広がり、膨張して弾く。
恐ろしすぎる。
無一郎
○○
そう言われてみれば。
無一郎
○○
それくらいなら良いかと、 少し緩い朝をすごした。