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主です。
凌太
潤
要人
凌太
要人
潤
主です。
主です。
全員
潤の胸の中はずっと曇っていた。
要人
潤
いつからこんなふうになったんだろう。 目が合うたび、声をかけようとするたび、 要人はふっと離れていく。
距離をとりたいって言われたあの日から、 何度も何度も心が 引き裂かれるような想いをした。 理由はわかってる。 要人なりの「優しさ」だってことも。
でも、それでも……。
潤
放課後、部活も終わって帰り道を歩いていたとき、潤は堪えきれず長野凌太にぽつりと呟いた。
凌太は高1年の頃からの友達で、 潤と要人のことも全部知っている。
凌太
潤
潤の声は、震えていた。 目尻にはじわっと涙が浮かぶ。 そんな姿、誰にも見せたことがないのに。
凌太
凌太のその一言に、潤の心臓が跳ねた。
凌太
その言葉が胸に刺さる。 でも、不思議と苦しくはなかった。
それは、潤の心の中で、ずっと閉じ込めていた気持ちに名前が与えられたような瞬間だった。
――俺、要人が好きなんだ。
大切で、愛おしくて、そばにいてほしくて。 泣かせたくなくて、笑っていてほしくて。 それはただの幼なじみじゃない。確かに「恋」だった。
潤は涙をぬぐって立ち上がった。
潤
どんな答えが返ってくるかわからない。 それでもこのまま離れるほうがずっと怖い。 潤の中で、小さな決意が強く、静かに灯っていた。
主です。
凌太
潤
要人
凌太
主です。
主です。
全員
全員