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最初は「姫様と使用人」で距離が近いはずなのに遠い関係だったのが徐々に関係性が変わっていったのめちゃくちゃ好き🥰🥰 最後のシーンは今の2人の関係だからこそ物事を達成させる、ってことが容易だったんだろうなって思うとあの時の王様の言葉は人生を変えるきっかけの一部になったんだな……って感じた!!
初めの頃は、ただ大人達がそう育てたから
そのマニュアル通りに、動いてた
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
だんだん、時間が経つと同時に
俺は姫への淡い恋心を順調に育てていた
だが、それと同時に姫に避けられていた
……否
周りが姫と合わせてくれなかった
姫はもう、俺の様な人間と一緒にいれなかった
だけど、それは耐え難き苦痛だった
……だから
一緒にいるために1番手っ取り早い方法を使った
……要は、姫専属の騎士になってしまえば良かった
そうすれば、姫がもしご結婚をされても
近くにいれるかもしれないと思って
ただ、ただ、鍛錬をする日々に明け暮れた
姫専属の騎士になってから
確かに姫と同じように行動することが増えた
小さい頃から一緒に居た慈悲なのか
姫は俺と接する時だけ態度を変えた
まるで、気を許した猫がある人物だけに甘えるように
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
姫が……
お嬢様が結婚しない事への苦言を言った日を、俺はきっと忘れられない
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
カツ、カツというヒールの音と
タン、タン、という靴の音と
たまに罵声が入っている雑談内容から誰が来るか安易に予想ができた
「調停者」
「 」
「 」
「調停者」
許可を出すと、扉が空いて2人の人が入ってくる
両方、軍服のようなものを着ている
この2人も2人でとてつもない人生を歩んでいた
それはこの2人が恋人では無かったら正真正銘の呪いだった
「調停者」
「調停者」
「 」
「 」
「 」
「 」
「もしもの話、相手が髪を赤の他人に触られ触れるようなキスをされていたのを目撃したらどうする?」と
好奇心で質問したのを数十秒後に後悔することになる
少し時間を置いて2人はおもむろにこっちを見た
「 」
「 」
と、意外な答えが返ってきた
「髪にキスをした人物を徹底的に矯正させて、髪を触らせることを許した相手を絶対に殺す」
不老不死の2人にとって「殺す」と言うのは一生追いかけると言っているのと同意義だと知っていた「調停者」は
微笑むような、眩しいような、
そんな微笑を、するしか無かった
この2人、やっぱりいいなと
再認識してしまったのが相手に伝わってなければいいなと
そう、願いながら
今まで、色んなことがあった
その全てを思い出しながら隣に居る人を見る
一生懸命スナイパーを握りターゲットを見ていた
途端、ドンという聞き馴染みのある地響きのような鈍い音が隣から発せられる
生憎、ターゲットの頬を掠めるくらいで終わったが
今回の目標は別なのでまぁ及第点といった所だろうか
「 」
「 」
なんて、キラキラした目でこっちを見てくる恋人がどうしようもなく可愛らしく
「 」
と言いながら頭を撫でる
「 」
それを受け止めてくれる彼女に
また一層"好き"が積まれていった