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命懸けの薬屋は私(姫)です!

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命懸けの薬屋は私(姫)です!

4 - 気配がしたんです!

♥

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2025年01月21日

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リーナ・アイアン

薬屋を経…営?

エリアからそんな言葉を聞いたリーナは一瞬、思考停止してしまった。

エリア・オウト

しないんですか?

リーナ・アイアン

え、でも私まだ子供だよ?

エリア・オウト

それは…大人になったらするという解釈でいいですか?

リーナ・アイアン

まあ、するつもりだけど

エリア・オウト

そういう所は尊敬できるんですけどね…

リーナ・アイアン

どういうことなの??

エリア・オウト

あ、すみません姫様

そう言って申し訳なさそうに頭を下げる

リーナ・アイアン

えっ?!

リーナ・アイアン

頭をあげて?!?!

その言葉にスっと頭をあげると、エリアはまた謝罪をした

リーナ・アイアン

ええ、謝らないで

エリア・オウト

……ですが…、

リーナ・アイアン

エリ!!

エリア・オウト

はっ、はい

リーナ・アイアン

エリだから許すのよ?貴方は私の使用人…メイドなの

エリア・オウト

そうですね…

リーナ・アイアン

もしそうじゃない人だったならどうなってたと思う?

エリア・オウト

え、ええと…

一瞬、戸惑いを覚えながらもこう答えた。

エリア・オウト

多分…許されないです

リーナ・アイアン

そうね。

リーナ・アイアン

けれどそれだけじゃないわ

エリア・オウト

…?というと?

リーナ・アイアン

…秘密よ

にししっとイタズラ気に笑うリーナを見てエリアは安心したように微笑んだ。

リーナ・アイアン

そうだわ!

リーナ・アイアン

今から材料集めてくるから、待ってて!!

エリア・オウト

…えっ、?!?!?!

エリア・オウト

姫様ーー?!?!

リーナ・アイアン

ふんふふんふん♪

鼻歌をご機嫌に歌う。

そんな時、物陰からカサカサっと音がした。

リーナ・アイアン

(音…?)

恐る恐る物音がした方へと歩いて行く。

ピタッと止まれば、開ける前に少し呼吸をした

そして決心をしたのか、バッ!っと勢いよく開けた。

きゅー、?

リーナ・アイアン

あら、?

そこには狐がいた

リーナ・アイアン

狐……

怖がる狐を前に、またもや思考停止しているリーナである。

リーナ・アイアン

え、えっと、狐さんだったの?

人の言葉など通じるはずはないが、一言一言と狐に語りかける

きゅー…

リーナ・アイアン

…分かったの?私の言葉

きゅー!!

リーナ・アイアン

…!!

普通、動物は人の言葉は理解できないが、ここにいる狐は人の言葉を理解し、返事をした。

リーナ・アイアン

本当…?

リーナ・アイアン

すごいわっ!

そう動物が、自分の言葉を理解できたのが嬉しくて、ぴょんぴょん飛び跳ねていると、後ろの方から気配と視線を感じた。

リーナ・アイアン

っ!…だれ?

後ろを振り向き、警戒態勢に入り言った。

が、もうそこには誰の気配も感じ取れなかった。

リーナ・アイアン

……早く採って帰ろうっと。

独り言のように吐き捨て、リーナは材料を存分に採り、屋敷へと戻った。

命懸けの薬屋は私(姫)です!

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コメント

1

ユーザー

狐すあん可愛いな……怪しい影…姫様気をつけて!!!?

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