私はぶりっ子

今日は土曜日だ

そう、今日は集会だ

私は集会が始まるまで時間があったので春の家に来ている

もちろんいつものように春からの返事は返っては来ない

そう言いながらドアの前にある冷めたご飯を見る

それだけ言い残して私は神社へと向かった

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

どうやらもう人が集まっているようで騒がしい

そんな事を思っていると耳に響く声が聞こえてきた

この気色悪い女と

ダルそうな総長がいた

と、今日もぶりっ子をする

あからさまに嫌そうな顔をする佐野

なんて心の中で呟く

どうやら準備をするのかそさくさと奥へ消えていった2人

それにしてもぶりっ子というキャラは疲れる

そんな風に一息着いていると

弍番隊隊長 三ツ谷隆...

まさか声を掛けられるとは思っていなかったので少し驚いてしまう

と、猫なで声で話しかけると

やっぱり嫌そうな顔になる三ツ谷

まぁ、名前なんてもう知ってるが一応聞いておく

そう渋々言う三ツ谷

そう言いどこかへ行ってしまった

ほんと、めんどくさい

ちょっと時間が経った頃龍宮寺が大声出し不良達を集めた

それから総長の佐野が話を進めて言った

そう名前を呼ばれた

私はそう返事をし階段を登った

私が前へ立つとなんで女が...？などと騒がしくなる

そして私はｽｩｯと息を吸い

と、自己紹介をした

すると先程より騒がしくなりどいつもこいつも変な物を見るような目で見てくる

そんな時

ロン毛の男が声を上げた

壱番隊隊長 場地圭介

ははっ...そのロン毛引きちぎってやろうか

そして場地に続いて

と言う男

壱番隊副隊長 松野千冬

隊長、副隊長と揃って気色悪ぃ？黙れよ

今度は三ツ谷がそう声を上げた

と、佐野が説明をする

するとまた

雑魚どもがヒソヒソ話し始める

そろそろ何か言ってやろうとした時

悪美が声を出した

と、よくもまぁ思ってもないことをペラペラと喋る悪美

すると周りの奴らは

そう声を上げる

はっ...なんだよ？wこいつら全員あのくそ女の下僕かよ？

その光景はさぞ滑稽だろう

とまぁそんなこんなで集会は終わった

帰ろうとしていた時どうやら悪美達が集まっているようで

私は嫌がらせで悪美達に近付くことにした

近付いてみると

イチャコラしている2人がいて吐きそうだ

まぁ、それをこらえて

と、私が声を掛けると

みんな嫌そうな顔をして私を見た

そう小さい声で呟いた男

こいつは...

誰だこいつ

春と関わった奴では無さそうだから...最近入った奴か

そう声を掛けると

なんて明らかに動揺する男

聞こえてんぞてめぇ

まぁそれは置いといて

と、キョロキョロしながら言う花垣

花垣...か、まぁ覚えなくてもいいか

そんな事を思っていると

松野が話しかけてきた

と、意味のわからないことを言って来た

は？

何言ってんだこいつ

なんかしそう...？

勘がいいみたい

まぁ、でもここで引く訳には行かないんでね

と、少し睨みながら言うと

ビクリと肩を震わせた

すると場地が口を挟んできた

そうギロｯと睨みながら言ってくる場地

まぁ、これくらいで挨拶は良いとしようか

さ、家へ帰ってこいつら潰す計画もっと立てないとね♡

そう私が言うと

醜い笑顔を見せる女

ｺﾂｺﾂと階段を下っていると

ｶﾞｼｯ

誰かに掴まれた

どうやら三ツ谷に捕まったようだ

へぇ...やっぱり三ツ谷も勘が鋭いね

しかし邪魔はされたくない

と、引かない三ツ谷

あ゛ーほんとめんどくさいな

計画を崩されるのは...嫌いなんだ

そう言い放つと

三ツ谷は、顔を歪めた

まだバレる訳にはいかない

そう言い三ツ谷の手を振り払い階段を下る

何か後ろで言っていたようだが聞こえないふりをした

佐野も龍宮寺も

場地も松野も三ツ谷も

それから悪美も

全員首洗ってまっとけよ