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「愛してる?」 なんかもう聞かないよ どうせ、居なくなるなら触れないで 私は嗅ぐ ただ断片に。 思い出を美しくしていたいから 空を嗅ぐ。
初めて、その人を失って気づくんだ
どれだけ、大切か
どれだけ、愛していたか
人は失ってから後悔する
当たり前が当たり前じゃなかったこと。
後悔したってもう遅いのに
泣いたってこの声は届かないのに
分かっているのに
泣いて、泣いて、泣いて、声が枯れるくらい泣いて
君の面影に寄り添って
また目から雫が溢れてくる
スマホの中の写真も何度も見返して
このときは、いつもと変わらない笑顔で笑ってたのにな
1輪の花の様に笑ってたのにな… 笑
また、僕らの前で笑ってよ
こんな、箱の中に入ってないでさ
お花に囲まれて眠ってないでさ
ほらっ、若井だって涼ちゃんのこと見てるよ?
ねぇ、返事してょ、
お願いだから
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分かってる。お別れしくないことくらい
僕もそうだよ
なんで守れなかったんだろうって
なんで、気づかなかったんだろうって
なんで、もっとちゃんと涼ちゃんの話を聞かなかったんだろうって
君は綺麗な顔で眠っていた
まるで生きている様に
僕がいけなかったのかな?
そうやってまた、自分を責める
僕は下を俯く
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若井をそっと見る
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嗚咽を吐きながら、泣いていた
僕はそれに耐えられなかった、
でも泣いたら涙が止まらなくなってしまう
だから、泣きたくても泣けないのだ
辛いよな、
また、戻りたい
過去に願う
あのとき、涼ちゃんはこう言ってくれたよね、?
「大丈夫!元貴には僕がついてるから!」
「僕は絶対、ずっと、元貴の傍にいるよ」
「だから、安心して?ねっ?笑」
ってさ、
僕が眠れない時、傍に居て頭を優しく撫でてくれたじゃん
もし、僕が眠れない夜は
どこかに行ってしまわないよう
変らず側にいてくれるんじゃないの?
嘘、ついたの?
ねぇ、返事してよ
また僕の周りから居なくなっちゃうの?
また一人になっちゃうの?
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すぐに分かった
元貴は大丈夫じゃない
俺だって、こんなに泣いたのに
1番、メンバー思いの元貴が大丈夫なわけない
涼ちゃん、俺らは強くなかったよ
悔しいな、、笑
もっと、ここに居たい
俺らが居なくなったら涼ちゃん、居なくなっちゃうじゃん
もう、この顔見れなくなっちゃうじゃん
毎日会って、、笑って、手を振って
「「「またね」」」
ってさ
言ってたじゃん
“また会える”そう思っていたのに
だから、またねって言ったのに
もう、会えなくなっちゃった
またが無くなっちゃった
また、涼ちゃんの綺麗なピアノの音色聞きたいよ
綺麗な横顔で、優しいその瞳で
また、、ピアノに真剣に向き合ってる姿が見たい
健気に笑ってる笑顔が見たい
可愛らしく天然らしい言葉を涼ちゃんが言って、 また馬鹿笑いしたい
後悔
それしか残らない
嗚呼、人間ってこんなにも簡単に壊れてしまうんだな
分かっていた、でもあんなに愛していた人が壊れてしまうと
このことを改めて体で感じる
それがどんなに辛くて、悲しいことか
また逢いたい
ちゃんと抱き締めてあげたい
涼ちゃんの気持ちに気づけなかったことを
謝りたい
もう大丈夫だよって安心させたい
出来ないってわかっているのに
もしかしたら、出来るんじゃないか、?
と考えてしまう
出来る筈もないのにね
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と言い、涼ちゃんのご両親に挨拶をする
〈大森くんと、若井くんは葬式、来るのかい、?〉
とお父さんがおっしゃる
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〈…分かった〉
〈無理のないように、〉
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2人で深々と、お辞儀をした後、涼ちゃんの実家を後にした
暫く、無言の時間が続く
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すると、若井が静かに口を開いた
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愛想悪く返事をする
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大切な人が欠けてしまうとこんなにも静かなのか
若井、僕は強くなんかないよ 笑
ただ、強くありたい、強くあらなきゃって思ってるだけ笑
弱いとこを見せちゃだめだって思ってるだけ
そう思ってる内に家に着く
そして、鍵を出し、開ける
日常的な事だ。でも、今日は違う
お花が咲いていない
僕らに
笑顔が消える
@ 🎤
@ 🎤
@ 🎸
出来るだけ笑顔で
笑えてるかな、?笑
僕らは憂愁に暮れたまま扉を開け中に入った