優子
ん?

優子
んんんんんん?

いつも通り教室に入ると自分の机には死ねやら消えろやらの暴言が!
優子
(これは……いじめなのでは?)

優子
(確か学校では成績優秀で地味で休み時間は一人で本を読んでるような女、)

優子
(いじめられる要素しかないではないか!)

優子
(とりま座ろ。)

優子
(……うん、流石に画鋲とかはないか。生温いな、パパッと準備を終わらせましょ〜。)

優子はパパッと準備を終わらせてしまった。慌て用もなく、机さえ見なければ普通の様子だ。
優子
(亜美……まぁ見るからにあいつが主犯だろうな。あいつやりそうだし、聞いて来よっと。)

優子
亜美さーん、これやったの亜美さん?。

亜美
は?何言ってんの?、私がやるわけないじゃない。

優子
(うわとぼけてるし、ってか私がちょっといつもと違う態度とったらクソ焦るじゃんおもろー。)

優子
見てて正直不愉快だからやめてくんない?、消してよ。

亜美
だーかーらー、私はやってないって言ってるじゃない。バカになっちゃったの?。

優子
バカはお前だよおっとすまないつい本音が、

優子
(やべ、家でのテンションだわ。まーいっかな。本性見せちゃって、ママに迷惑かけたくないし。)

亜美
は、はぁ?。あんた普段は静かな癖に、いきらないでくれる?。

優子
えぇなんで私怒られてんすかー?逆ギレですかー?バレそうになってびびりでもしましたかぁー?。

優子
(ヤベェこいつめっちゃ怒りで体震わせてんだけどスマホに収めてSNSに広めてぇー。)

亜美
お前いつも可愛子ぶっててうざいんだよ!。そうだよやったのは私ですよ。何か?。

優子
え自分で言うの早くね?、もうちょい頑張れよ脳みそないんか?、

優子と亜美の周りにはその他の女子と男子、優子の変わりように全員驚いていた。
優子
てか何か?ってなんだよ。何もないとでも思ってんの?。

亜美
あら?いつも地味で静かで何でもいうことを聞くあなたとは大違いね?どうしたの?。

亜美がそう言った瞬間、優子の何かがプツンと切れた。
優子
あのさぁー、人間何でも言うと聞いてでもしないと生きてけないんだよ?、それぐらいわかるだろ?。

亜美
何言ってんのあんたの人生はもう既に負け組、いくらあがいても無駄なのよ。

優子
とかそう言ってる方が人生負け組だよね。だって人の将来なんて分かるわけないもんじゃあもし私が大成功したら?お前より良い人生を過ごしてたら?それでも私は負け組なわけ?。

亜美
キィィィ!もういいわ!。

優子
あー逃げちゃった。まぁ比較的いじめが少ないこの学校じゃ、手応えもないだろうねぇー。

優子
(うんめちゃくちゃ視線感じる。背中が痛い。)

優子
うわあいつ結局消してねぇじゃんうざっ。まぁいいや、自分で消そ。

優子はこれから以前よりも充実した学校生活を送る事になる。