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21件
ブクマ失礼します!
ブクマ失です!
ブクマ失礼します!
はじめまして
maiのもととなった人間でーす
しいちゃんが今テスト勉強してるし暇なのでかく
※初心者
※桃赤
『最愛の人へ』
いつ俺は間違えた?
モデルの都合で東京引っ越すわ
え…?
あの時行かないでと行ったら俺の隣にまだいてくれた…?
そんな後悔は遅い
そんなことを思いながら東京の道端を歩いていた
「愛してる…っ!」
一生懸命で引かれる声
ふと、意識が戻り声のするほう…建物にある、画面の方をみる
ピンクの髪に綺麗な青色の瞳
最近人気なモデル
最近は映画やドラマにも出演するようになった
立ち止まった足を再び動かし、目的地もないのにぶらぶらと歩く
«あの人»…桃井さとは俺の幼馴染
そして
最愛の人
何となく買い物を済ませ、スマホを見ると見たことの無い番号から電話がかかってきた
いつもなら気にしないが何となく、かけ返すことにした
これが果たして正解だったのか____
そんなことは誰にも分からない
出ると、すぐさま反応が来た
お、でた!でたよおばさん!
え…?
元気で…かっこよくて…俺が1番安心する声____
さと…くん?
そんなはずない
さとくんは東京に行ってもよく電話やLINEをしてくれた
だが2ヶ月たったある日、連絡が途絶えたのだ__
そう!あ、そういえばりぬ今東京住んでんの? 久しぶりに帰って会いに行ってもいないしで心配したわw
なんで…
なんで…
そうそう!実は前のスマホお風呂に持ってったら水没してさ! 今の電話番号これな? 登録しといて
なんとも彼らしい…
さと…くん
ん〜?
心臓が飛び出しそう
…たい…会いたい…
ポロリとでた言葉
慌てて口を抑える
ごめっ…
すると聞こえてきたのは笑い声
おう!会おうぜ! 東京住んでんなら東京で!
いい…の?
さとちゃんは忙しいのに
そんな意味も込めて聞き返す
当たり前だろ! なんでもりいを優先するってw
ありが…と。 んじゃ追加しとくね!!
通話を切った途端すぐさま電話番号を追加し、家まで走った
あの後すぐさま連絡をとり、会う約束をした
今は集合中
未だ来ないさとちゃん
…まぁこれまで通りだな
今まで何度も遅れられて来たことはあった
分かってたはずなのに____
分かってたのに____
待ち合わせの10分前に待ってしまう
はぁ…
小さく息を吐き、スマホをいじる
すると肩を叩かれた
お兄さん可愛いね。モデルとかどう?
いや、すいませ……ん?
聞きなれた声
すぐさま振り向くとそこにいたのは…
ご所望なのはイケメンでモデルをして優しくて最近は俳優として活躍のさとくんかな?
さとちゃ…っ!
ふっ、久しぶり。りい。
マスクをずらし、にっ…と笑うさとちゃん
よく…よくわかったね
髪を染めてかなり雰囲気が変わったのに
そりゃ何年一緒だったと思ってんの?
ずっと放ったらかしにしといて?
少し意地悪気味に微笑んでやる
うっ…それはごめんて…
ふふ。もういいよ!んじゃいこ!
おう!!
は…
掠れて出てきた声
だから、結婚式でスピーチしてほしいんだって
なんて…
相手は…?
モデルは?
最近は俳優もしてて忙しいんじゃないのに?
そこでハッとした
___さとちゃんは…俺のじゃないのに…
い…いよ?
まじ!?助かった〜!!
意味わかんない
どういうこと?
聞きたいことは沢山あった
でも俺ができるのは頷くだけだった
だが次の瞬間全てが繋がった
いやぁ、困ってたんだよ次の映画の心友役
は?
まて
どういうことだ
あれ?言わなかった?今度俺映画で新郎役すんの
聞いてない!!
ばんっ!と思いっきり机を叩く
だが次の瞬間カフェだったことを思い出し、慌てて席に座る
でもよかった。 俺ずっとりいと映画出たかったんだよ
そっか…というかちゃんと言ってよ
ごめんてw
詳しく聞くと、次の映画は主人公がヒロインに恋をし、そして悩んでいるのを心友に支えてもらうという友情と恋愛ストーリー
主人公はもちろんさとちゃん
それで俺はその心友役らしい…
あ…顔出すんじゃん…
あ、そこは大丈夫。光の加減とかでどうにかなるって
なるほど。了解
台本明日渡したいんだけど空いてる?ついでに練習もしたい
いいよ〜
ちょうど明日は暇で良かった
というか心友っていう大事な役を素人に任すとは()
そっから、本番になった
心臓がうるさい
俺できるかな…
大丈夫だってw 俺も一緒だし
どこからそんな自信が出てくるのか
呆れしか出ない
お、君か!さとくんが任した心友役の子は!
え…と?
急に声をかけられた
が、誰かわかんない。ちらりとさとくんを見ると笑顔で
監督!
と告げてきた
あ、!初めまして…よろしくお願いします。
ああ、ぜひ頼むよ! 元演劇部エース!
何故それを…と思ったがどうせさとちゃんだろう
はは…完全に部活活動ですけどね…
いやいや、経験あるだけでいいよ!
優しそうな人が監督で良かった…
そう胸を撫で下ろす
撮影は順調に進み、演技力に半信半疑だったスタッフも俺を認めてくれるようになった
最後にスピーチを読むシーン
うっ…胃が…
大丈夫だってw
俺の背を叩き、現れたのは新郎姿のさとちゃん
わ…
ふっ、イケメンだろ!
それで残念だわばーか!
だが事実かっこよかった
思わず見惚れるぐらいに
あ、りいくん。台本通りに言わなくてもいいからね
…いいんですか…
本当に思ってること言ってくれればいいよw
なんとも適当な監督
いざ、撮影となるととても緊張する
だがすぐさま切り替え、小さく息を吐く
新郎新婦が席に座り、司会者が俺にマイクを渡したのと同時に俺は立ち上がり、エキストラの注目をあびる
「…初めましての方もいらっしゃると思います。新郎の心友です!」
少し微笑み、心を落ち着かせた
「今回、僕はスピーチ役という大役を任されましたw こんな大役を任されるのは僕の人生で1度しかありえないことでしょう。 今までのことも含め、心を込めて読ませていただきます。 どうか…最後まで御付き合い願います。」
頭を下げるのと同時に台本が書いてある手紙をみる
____でも今回これは必要ない
____さとちゃんの名前が主人公と全く同じで良かった
「まず初めに、とても美人で優しい新婦…ゆりさん。僕の心友で…幼馴染で…僕の大事な人…さとくん。 ご結婚おめでとうございます。」
____その時点で少し違ったので監督がスタッフと顔を合わせていた
「僕は、今回の大役をさとくんに任されました。彼との出会いは親同士の友好関係です。 初めてさとくんと会った時、さとくんは僕になんて声をかけたか覚えてる?」
さとちゃんをまっすぐ見て、ほほ笑みかける
「『お前は俺の心友だ!よろしくな!』そう元気に手を差し伸べてくれたよね。 まぁ最初は頭おかしいのかこいつ…って目をしたわけだけどw」
そう思わず笑い、言うとエキストラも笑っていた
ただ1人さとくんだけは恥ずかしいのか顔を手でおおい、ゆりさんに肩を叩かれてたけど
「僕達の関係は少しずつ、確実に変わっていたね。 お互い小学生の頃は『彼女?お互いがいれば良くない?』って思って… 中学生の頃は彼女を羨ましがるさとくんの肩を僕が叩いてさ。 高校生の頃はお互い彼女が出たけど誰も長く続かなくてw」
「しかも僕の初カノの別れの言葉が『さとくんのほうが大事なんじゃん!』だったし… まぁそれを聞いてさとくん爆笑してたんだけど…w ちなみにさとくんも同じ理由で別れてたしねw」
本当に懐かしい
「でも大学生になって…ゆりさんと出会って…さとくんは見るからに頬を染めてさ…俺にゆりさんの好きなとこ永遠というのw しらねーっと思いながらいつも聞き流してたけど!」
少し胸が痛かった
「…さとくんがあんなに悩んでるの初めて見た。 ゆりさんに…何をしたら喜ぶか…ゆりさんの好きな物は何か… 一生懸命だったね。 その時はほんとに寂しかった。 当然のように僕を優先してくれていたのにいつの間にか1番がゆりさんになってたもん」
あぁ、泣きそう
「でも…時には背中を押して、さとくんを叱って、ゆりさんとの中立を務めて…そのどれもが俺だから…さとくんの1番傍にいた僕だからできた事なのかな?」
「そう思えば、まだ僕の心は救われます。」
小さく息を吐き、まっすぐに2人を見る
「さとくん、ゆりさん。改めて結婚おめでとう! 自分のことのように嬉しいです! 2人とも美男美女で…とっても羨ましいよ」
照れくさそうにお互い顔を合わす2人
「さとくん。 ゆりさんを幸せにして下さい。男の役目とか…そんなの関係なく、1人のパートナーを、生涯ただ1人の相手を。 相談とか…いつでものるよ。 愚痴も聞いてあげる。 誰よりも真剣に聞くね。 だから1番に相談してね。」
そう言うとさとくんは席をたち、まっすぐに俺を見つめた
「当たり前だろ!」
思わず笑ってしまった
「ゆりさん。 女だからってさとくんに幸せにしてもらうんじゃなくて、ゆりさん自身もさとくんを幸せにしてあげて下さい。 さとくんのことは俺も知ってる。もしかしたらゆりさん以上に知ってるかも。 だからなんでも相談してね! あと、たまにはさとくん貸してくれたら嬉しいです!!」
俺寂しい!と言いながら大きな声を出すと周りは苦笑した
ゆりさんはさっきのさとくんと同じようにたち
「私にさとくんをくれてありがとう!当たり前だよ!!」
「2人には支え合って、幸せになって、幸せにしあって、素敵で誰からも羨ましがられるような夫婦になってほしい。 ずっと…ずっと2人が大好きです。」
少し泣いてしまったので涙を拭う
「ここまでは2人に言いたかったことです。さとくん。」
名前を呼ぶと、察したのか席をたち、僕の目の前に現れるさとくん
「さとくん。俺はさとくんの人生のなかで最も仲良くて、長くいて、それでいてさとくんが信用する人だと自分で思ってます。 だって僕がそうだから。 さとくん、君は僕の人生のなかで二度とない心友で…何より大事で…僕の1番です。 さとくんはいい男だよ 気遣いができて、優しくて、かっこよくて、どんなに孤立している人でも当然のように手を差し伸べる人 僕の人生のなかで1番良かったことはさとくんと出会えたことです。 さとくんの隣で心友としていれたことです。 1番に相談してくれて、弱い所を見れることです。 それが何より、僕の人生のなかで良かったこと。 そう胸をはっていえます。」
顔を上げるとなぜかボロ泣きのさとくんにぎょっとしてしまった
「ふ…w さとくん、結婚おめでとう。 さとくんの1番の心友として、さとくんの支えていた人として、祝います。 さとくんの心友であることを誇りに思います。 この先もずっと… りいより」
言い終わった途端、さとくんが抱きついてきた
りい゛い゛い゛!!
ちょっ!危ない!
周りを見ると、周りも泣いていた
僕も思わずさとくんの腕の中で泣いてしまった
それと同時に監督が完璧!と声を上げた
よかったよ!!みんな感動だ!!
よくよく見ると周りも本気で泣いていた
ありがとうございます!
特にさとくんのボロ泣き具合は…
り゛い゛い゛…!! す゛き゛!!
汚い、衣装汚れるから離れて!!
めちゃくちゃ鼻水を垂らすさとくん
り、りいに頼んで良かったああ…
それは良かった
さとくんにしっかり笑ってみせる
この先僕達はどんな事があっても変わらないだろう____
映画は大成功
今までにないほ有名になり、特に最後のスピーチシーンは涙無しでは見れないと言われるほど
無名の心友役は桃井さとのリアルの幼馴染
そう監督やエキストラ、さとちゃん自身がどこでも言うとたちまち人気になり、ファンもついた
「心友役の子は俳優しないの!?」
あるテレビ撮影でこう聞かれたさい桃井さとは
「あれはおれの大事で最愛のやつなんで!!見せたくないです!!」
そういったところたちまち炎上したものの、桃井さとは後悔することなく、笑って自慢している
そしてある日テレビで____
『桃井さと!初恋で現在も恋している人に愛の告白!』
という回がでた
その一部始終をご覧頂きたい____
「今回はさとくんが企画を組んだとか!」
「はい!実は今回告白をしようと思いまして!」
「お、誰にですか!」
「話題の映画の心友役、俺のリアルの幼馴染兼心友のりいにです!」
「おお!」
「実は俺、あいつの事が恋愛的にずっと好きなんですw 正真正銘初恋で、現在進行的にですw」
「そ、それは同性愛ですか!?」
「はいw偏見があることも承知です。 気持ち悪いと思われる方もいると思いますが、俺はりいの事を好きなことを誇りに思っています。 なので隠すことなく、言おうと思っております!」
「お、応援しています!!」
「ありがとうございます!」
そして当日
「これからですね!」
「はいwんじゃ行ってきます!」
「こっそりこちらで見てますね!!」
「あれが噂のりいさんですか!スマホ触ってますね… え、めちゃくちゃかっこかわいいじゃないですか…これはさとさんが惚れるのも無理ないですね…」
「そこのお坊ちゃん。モデルしない?」
「あ、さとちゃん。 そのパターンしかないの??」
「ねぇ、俺も傷つくんだけど。」
「はいはい。 んでどうしてここ…? いつも通り家でも良くない?」
寒い…そう訴えながら手をさするりい
「いやいつも通りじゃなくても今日ぐらい、いいだろw」
「まぁ…今日だけね」
「めちゃくちゃ仲良いですね…」
「んでどうしたの?」
「いや、りいに言いたいことがあつてさ」
「…さとちゃんついに犯罪を…」
「してねぇよ。てかついにって何???」
「んで何?」
「ムシデスカ?」
「とりあえず手にあるもの出してよ」
「あら、ばれてた?」
「そりゃ頑なに右手出さないのはね… んで何隠してんの?」
「りいが喜ぶ物」
「…? アイス?ココア?あ!お金!」
「ちげえよww」
「え…んじゃなに」
「俺らもう出会って何年も経つじゃん?」
「まぁね」
「んでそろそろ次の段階に進もうかなと。」
「?」
「ふっw…好きだよりい」
「っ、知ってるけどw」
りいが思わず笑うとさとは顔を近づけ、そしてりいの唇に
____そっとキスをした
「…は」
「すき、大好き、」
「ね…まっ、」
「この先も隣にいるつもりなら生涯のパートナーとしていて。」
「ねっ…それ…て」
「愛してるよ。りい。 すきりいも俺のこと好きでしょ? もちろん俺と同じ好き」
「ちょっと…まっ…」
顔を覆い隠すりい
「んで返事は?」
「俺も…っ、ずっと大好きだっ…ばかぁ…っ、、」
「ん。知ってる」
「ほんとに…っ、す、好きで…連絡なくて…っ、苦しかったぁ…っ、」
「うん。ごめんな」
「もっ、二度と離さないもん…っ、」
「俺も」
ふたそう言いな2人は再度唇を合わせた
「んでもって3本のバラもってるけどいる?」
「っ、! いるう゛う゛!」
俳優 桃井さとの告白は大成功
桃井さとはTwitterなどで『今回のテレビは噂の幼馴染もガッツリ出ます!』としか宣伝していなかった____
これがテレビに出るまで、全く周りは知らず、テレビ関係者もほとんどが知らず、とても話題となった
そしてその1年後、りいはテレビで苗字を明かした。
«桃井さと»と同じ苗字、«桃井りい»と____
しいです!!
インスタで普段連絡とってるんだけどなんか投稿していいと言われた()
今全部見てきたけど神作…
ハート500か1000ぐらいあげたい…自分ができるのなら…
次黄青あげるらしいよ((ボソッ…
ちなみに未だにアカウント教えてくれません!!!