テラーノベル
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その日は、SnowManが朝から雑誌の撮影。季節の変わり目で、前日から気圧も下がり気味だった。
楽屋入りした渡辺翔太は、来てすぐ眉間を指で押さえた。
渡辺
阿部亮平がすぐ横でメイク道具を並べながらちらりと見る。
阿部
渡辺
偏頭痛持ちの翔太は、自分の体のサインにある程度気づけるようになっていた。 ただ、その日は撮影・コメント収録・ラジオ…とスケジュールがぎっしり。
渡辺
翔太が独り言のように呟くと、宮舘が優しく声をかけた。
宮舘
撮影開始
スタジオのライトが照明スタッフによって調整される。
スタッフ
全員が並んだ瞬間⸺ 強めのライトが一斉に点灯した。
その光が、翔太の視界に刺さった。
渡辺
急にこめかみの奥がズキッと脈打つ。 その瞬間を、隣にいた宮舘涼太が逃さなかった。
宮舘
渡辺
返事はしたものの、声はいつもより少し弱い。スタッフに悟られないよう笑おうとしたが、痛みがじわじわと広がり、顔色が変わった。
阿部がすぐにスタッフへ声をかけて短い休憩を確保した。
楽屋での休憩
楽屋は照明が落とされ、カーテンも閉められた薄暗い空間になっていた。
ラウール
とラウールが柔らかい保冷剤を渡す。
渡辺
最初は目を閉じ、額にひんやりしたタオルを乗せる。光が少し減るだけで呼吸が少しずつ整っていく。
阿部
渡辺
翔太はゆっくりと説明する。
再開した撮影
しばらく休んだのち、翔太は痛みが少し和らいできたのを感じた。
渡辺
心配そうにのぞき込む目黒蓮が言う。
目黒
渡辺
目黒
自然と伸びた目黒の言葉に、翔太はちょっと笑ってしまった。
撮影再開。 強いライトの瞬間には、メンバーがさり気なく並び方を調整し、翔太が直接光を受けにくいようにフォローしていた。
スタッフが気づかない、本当に小さな気遣い。でも翔太にはその優しさがしっかり届いていた。
次はコメント収録
頭痛はあるが、吐き気はない。 翔太は喋るときだけ集中し、終わった瞬間、少し眉を寄せて息をつく。
向井
康二が心配そうに声をかける。
渡辺
そんな返事をしながらも、痛みの芯は消えず、ズキズキと脈打っている。
夕方、ラジオ前
すべてのスケジュールをこなしたあと、最後にラジオ収録が残っていた。
楽屋で翔太はメンバーに向かって言った。
渡辺
阿部が穏やかに笑う。
阿部
目黒も横で頷く。
目黒
ラウールも笑いながら、
ラウール
渡辺
そう言いながらも、翔太の顔には安心が滲んでいた。
帰り道
すべての仕事が終わり、帰りの車で阿部と並んで乗っていた。
阿部
渡辺
阿部が少しだけ照れたように微笑んだ。
阿部
翔太は頷き、シートにもたれながら静かに目を閉じた。 痛みは完全には消えていないけれど⸺ 心はとても温かかった。
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
コメント
14件

阿部ちゃん微熱でめめが高熱我慢でみんなに怒られちゃう感じが見たい!!あと関係ないけどカウコンとスノみそか両方あるの最高すぎん?
最高すぎる!!!! Snow Manの暖かみがぁぁ
リクエスト答えてくれてありがとん!! 偏頭痛辛いし、波あるのむちゃくちゃ分かる!!! 阿部ちゃんの胃腸炎! ( 腹痛 )