僕だけに見せてよ、そんな顔
ガイド
生徒会室に響くのは、静かな書類をめくる音と、椅子の軋む音だけ。
ガイド
……のはずだった。
ガイド
けれど、会長・ころんの視線が刺さるように熱くて、副会長のりいぬはペンを止めた。
ころん
ムスッ💢
りいぬ
……さっきから見すぎじゃない?
ころん
みてない
ころん
会長が“見せつけて”くるんでしょ
りいぬ
は?
ガイド
ころんは立ち上がり、会長の机に片手をついて覗き込んだ。
ころん
今日の昼、他の男子と笑ってただろ。
ころん
……俺の前で
りいぬ
それが何?
ガイド
りいぬがニヤッと笑うと、ころんの表情がほんの少しだけ歪む。
りいぬ
嫉妬? 会長らしくないね
ころん
いいや、俺はお前が他の奴に懐くのが気に入らないだけ
ガイド
そして、次の瞬間、ころんはりいぬの椅子を引き寄せるようにした
ガイド
りいぬは机と会長に挟まれている
りいぬ
……なっ
ころん
今日は僕の勝ちだね、会長。
ころん
僕だけ見ててよ…
ガイド
その言葉と同時に、唇が重なる。
書類の山が揺れて崩れ、キスの隙間から熱く名前が漏れる。
書類の山が揺れて崩れ、キスの隙間から熱く名前が漏れる。
りいぬ
……っ、は……ふざけ……っ
ころん
ふざけてない。
ころん
本気で副会長を俺だけのものにしたい
ガイド
ころんの手がりいぬのシャツのボタンを、ゆっくりと、だけど確実に外していく。
りいぬ
やめ……っ、生徒会室……っ
ころん
だからいい。
ころん
副会長は誰にも渡さない。
ころん
僕だけのものだって、ここで刻む
ガイド
――その夜、生徒会室は、いつになく灯りが消えなかった。
嫉妬が引き金となった夜は、とろけるほど甘く、そして激しく深く、2人を繋いでいく――。
嫉妬が引き金となった夜は、とろけるほど甘く、そして激しく深く、2人を繋いでいく――。
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