唯乃は少し鬼の血が混ざっていて何百年と生き続けたが、禰豆子同様 寝る事で体力を回復するので、ずっと目を覚まさなかった
唯乃が眠っている時はずっと蝶屋敷で保管されていた。
しのぶ
…それで、あの寺にいた信者たちは全員喰い殺されたらしいわ
胡蝶しのぶの静かな声が、部屋に落ちた。
しのぶ
童磨という鬼……上弦の弐。相当な力があるわ。彼にやられた遺体は全て跡形もなく喰われていたとか
唯乃
……やめてください、
しのぶは、ふと目を伏せる
しのぶ
…そうね、ごめんなさい。唯乃には、辛すぎる話だったわね
しのぶ
私は確かに姉を殺した鬼の事を憎く思いますが
しのぶ
唯乃は何も悪い事をしていませんし……私は愛しています
隣で話を聞いていたアオイが、心配そうに○○の手を握る
唯乃
……
唯乃
童磨は……そんなこと、する人じゃない、、
唯乃
たしかに……変わってたけど、やさしくて、いつも隣にいてくれて……っ
しのぶ
でも今は、“人じゃない”鬼なんです。唯乃。
けれど――
あの夜、引き離されて……泣き叫ぶ声が、まだ耳に残ってる
唯乃ちゃんは、ずっと一番だよ”って、あの子は――
唯乃
(……それでも私は童磨を捨てられない)
しのぶ
あなたが童磨を信じていたこと、私は責めないわ。だけど――現実から目をそむけるのは、もっとつらい
唯乃
しのぶさん、ごめんさい。
唯乃
私がもっと早く気づいて止められていたら
しのぶ
唯乃は悪くありませんよ。自分で自分のことを責めるのは許しませんよ
しのぶ
それに、このお屋敷に来る鬼殺隊の方たちみんな唯乃がいないと元気ありませんしね笑
唯乃
ありがとうございます泣
主
短くてすみません‼️
次回♡10
次回♡10







