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魔界にはどうやら、一人の侍がいるらしい

第4話 - 第4話

2024年10月06日

#魔入間夢小説

#魔入間

ぶぶ漬け

スノークドラゴン

グゥゥゥ、！！

坂本　要

なっ、

ドラゴン？！しかも白っ！！

私が呆然としていると、ドラゴンが私に頭を下げた

スノークドラゴン

我が主、話はサリバン様からお聞きしております

坂本　要

！爺さんから？

坂本　要

ってかお前、喋れんの？

スノークドラゴン

はい、サリバン様から言語魔術を掛けて貰ってる故、このように話す事が可能です

ドラゴンは私を見つめ

スノークドラゴン

我が主、要様
今日から、貴方は私の主人です

スノークドラゴン

何なりとお申し付けを

そう言い、ドラゴンは再び頭を下げた

悪魔「おい！今度はスノークドラゴンだぞ！！」悪魔「スッゲェ、本物だ！！」

アスモデウス・アリス

カナメ様、

鈴木入間

要さん、

坂本　要

え、ちょ、なに、なに？

二人は私に近づくと

鈴木入間

凄いね！あんな格好いいドラゴン他にいないよ！！

アスモデウス・アリス

感服致しました！入間様に並び、悪魔の次はドラゴンなんて、

坂本　要

、、、

頼む、誰かこの状況をどうにかしてくれ頼む 300円あげるから

その後、私達の測定不能結果として

「悪魔を使い魔にした恐怖の悪魔」

「伝説の使い魔を召喚した冷徹な悪魔」

私達の悪名はさらに轟いた

坂本　要

テンメェジジィ！！
アレはどういう事だゴラァ！

私は家に帰ってきて早々にジジィに飛びついた

サリバン

おっかえり〜！入間くん、要ちゃん！

鈴木入間

た、ただいま戻りました、

坂本　要

おかえり〜！じゃねぇよ！

私はジジィの肩を掴み

坂本　要

あのドラゴンはテメェの知り合いか？

坂本　要

分かっててそれを私に渡したのか？あぁん？

サリバン

ちょ、たんまたんま！！

鈴木入間

か、要さん！

オペラ

ここは私にお任せを

坂本　要

大体てめッ、ふごっ、

突然、後ろから口に何か甘い物がぶっ込まれた

坂本　要

、ﾓｸﾞﾓｸﾞ、、

坂本　要

、はぁ、とりあえずあのドラゴンについて説明してもらうぞ

鈴木入間

お、落ち着いた？！

オペラ

私特製、魔クッキーです

私はクッキーを咀嚼しながら、爺さんに問いかける

サリバン

あのドラゴンはね、

サリバン

僕の元使い魔なんだ〜！！

坂本　要

は、元使い魔だぁ？！

サリバン

そうそう！なんか魔クッキーをあげたら、懐いてくれてね〜！

坂本　要

ぜってぇそんな気軽に話して良い内容じゃないよね？！

サリバン

まぁまぁ良いじゃない！あの子には、ちゃんと要ちゃんの事は説明してあるから！

坂本　要

そういう問題かよ、

まぁ何にしろ、食べられる心配はなさそうだな

坂本　要

あ、そういやあのモフ鳥中年はどうなったんだ？

鈴木入間

ああ、えっと、

入間から聞けば、使い魔になった事がかなりショックだったらしく、寝込んでしまったらしい

中年、強く生きろよ

翌日、入間くん達は学校へと向かった

オペラ

さて、今日こそ溜まっている仕事を片付けてもらいますからね

サリバン

ちぇ、僕も行きたかったのにー！！

僕がぶつくさ文句を呟いていると

オペラ

、サリバン様

サリバン

ん？

オペラ

何故、元使い魔であるスノークドラゴンを要様に？

サリバン

、、、

僕は仕事をする手をやめ、窓から学校の様子を眺める

サリバン

スノークドラゴンが要ちゃんを求めたんだ

オペラ

求めた？

サリバン

そ！元主人であった僕にさえ求めなかったあの子は、要ちゃんを選んだんだよ

サリバン

僕は、要ちゃんとスノークドラゴンには何かしらの縁があると踏んでるよ

オペラ

ですが、要様は人間
ドラゴンと繋がりがある訳が、

サリバン

そうだね、まっ！そのうち分かるよ！

サリバン

という訳で、僕は入間くんたちを撮って、

オペラ

そうはさせませんよ

サリバン

うわぁぁぁん！！入間くーん！要ちゃーん！！

坂本　要

っ、！

私達が教材を取りに行ってると、寒気が走った

鈴木入間

？どうかしましたか？要さん

坂本　要

い、いや、なーんかちょっと寒気がしただけ、

アスモデウス・アリス

寒気！？要様、よろしければ私の上着を！

坂本　要

いや良いよ、逆にお前が寒くなんだろうが

アスモデウス・アリス

いえ！私は寒さには強いので！

鈴木入間

あはは、

私達がそんな会話をしていると

配布室から何やら騒がしい声が聞こえた

鈴木入間

？なんだかさわがしっ、

ウァラク・クララ

ローリング！！

坂本　要

ゴフォ！！

鈴木入間

か、要さーん！！

私は転がっていく生徒に巻き込まれ、そのままダンボールに直撃した

ウァラク・クララ

ストラーイク！！あっははは！！

坂本　要

あっははじゃねぇよクソガキ！！

私はダンボールの山から出て、そう大声を上げた

坂本　要

テンメェふざけんな！ってか！んなとこでボーリングしてんじゃねぇよ！！

アスモデウス・アリス

要様！いけません、話しかけては、、！

ウァラク・クララ

、、、

坂本　要

え、何そのキラキラした眼差し

私がそう言った瞬間、女子生徒は私に近づき怒涛の勢いで喋り始めた

ウァラク・クララ

あたしクララ！右足がコナーで左足がマーフ！

ウァラク・クララ

あんね！教材取ろうとしたの！でも勢い余って突っ込んじゃった！

ウァラク・クララ

物が積んであるとバゴーンてやりたくならない？なるよね！あっ飴あげる！

坂本　要

スー、あざす

鈴木入間

諦めた！？

女子生徒は荷物を積み始め

ウァラク・クララ

もっかいやるから見てて見てて

ダンタリオン・ダリ

積むな積むな！

坂本　要

、、なんなんだアイツ、

すると、アリスが私と入間に耳打ちし

アスモデウス・アリス

ウァラク・クララ、かなりの変人と有名です

アスモデウス・アリス

懐かれると面倒なので皆近づきません

アスモデウス・アリス

中にはちょっかいを出す輩もいますが、

坂本　要

へぇ、

アスモデウス・アリス

なので、絶対関わらない方がいいですよ！

鈴木入間

そっ、そうなんだ、

坂本　要

はぁ、また面倒くせぇのに当たったな、

私は来た道に歩を進め

鈴木入間

？要さん？どこへ、

坂本　要

便所、アイツの相手は任せた

鈴木入間

えちょ、要さん！？

私はそのまま便所へと向かった

その後、僕達は中庭に追い出されてしまった

ウァラク・クララ

あれ、カナちゃんは？

鈴木入間

カナちゃん？あぁ、要さんはお手洗いだよ

ウァラク・クララ

むぅ、ならしょうがない、

ウァラク・クララ

入間ち！アズアズ！カナちゃんが来るまで何して遊ぶ？！

すると、クララは色々な物を出し始めた

ウァラク・クララ

色々あるよ！トゲトゲボール！ガブガブ絵本！血みどろ家庭崩壊魔々ごとセット！

ウァラク・クララ

決めた！魔々ごと！！

アスモデウス・アリス

入間様、！逃げましょう！

鈴木入間

えっ、で、でも、

僕達が小声で話していると

ウァラク・クララ

はい！入間ちはペットの犬役"お願い"ね！

鈴木入間

わん！

アスモデウス・アリス

入間様？！

ウァラク・クララ

アズアズは私の夫と不倫する隣人の未亡人ね！

アスモデウス・アリス

ふざけるな！そもそも入間様がペットなどと、、

鈴木入間

いいよいいよ、一緒にやろアズ君、

アスモデウス・アリス

、、、

アズ君は少し黙ると

アスモデウス・アリス

さっさと別れなさいなこの駄妻が！！

鈴木入間

うっ、うまい！

ウァラク・クララ

どりゃー！！

アスモデウス・アリス

どわっ！！？

ウァラク・クララ

あっはは！修羅場
修羅場！！

ウァラク・クララ

ほら入間ち止めて！

鈴木入間

えっ！？犬にどうしろと！？

その後、僕達は様々な遊びに付き合った

私は2階の廊下から入間達の様子を眺めていた

坂本　要

なんだかんだ、楽しそうじゃねぇかよ
クソガキ共

ダンタリオン・ダリ

元気だねぇ

坂本　要

うおっ！

瞬間、私の隣に地味そうな奴がいた

坂本　要

な、なんだ、ジミーかよ、

ダンタリオン・ダリ

ジミー！？僕そんなに地味！？

ジミーは焦ったように言うと、咳払いをし

ダンタリオン・ダリ

僕はダンタリオン・ダリ、この学校の教師だよ

坂本　要

へぇ、んじゃあジミー先生な

ダンタリオン・ダリ

話聞いてた！？ジミーじゃなくてダリね！ダリ！！

ジミーはため息をつくと、

ダンタリオン・ダリ

君は混ざらないのかい？

坂本　要

良いの、私はもう大人なんでね

坂本　要

それに、入間には私だけじゃなくて色んな奴と触れ合って欲しいからな

入間は極度のお人好しだからな私に遠慮して中々話せて無かったんだろうよ

坂本　要

ったく、とんだバカガキだよ

私がそう笑うと、ジミーがこちらをガン見してきた

坂本　要

？どうしたジミー先生

ダンタリオン・ダリ

えっ、あいや、あまり問題児には見えないなと思ってね

坂本　要

え、なに私問題児判定受けてんの？

ダンタリオン・ダリ

そりゃそうだよ〜！腰に木刀刺してて、入学式には乱闘騒動！

ダンタリオン・ダリ

どっからどう見ても問題児だよ

うっ、いやまぁ、木刀はしょうがなくない？刺してないと落ちつかねぇんだよ

坂本　要

はぁ、まためんどくせぇ事になりそうだな、

私はジミーに背を向け、歩き出そうとした瞬間

坂本　要

っ！！ジミー？

ジミーが私の後ろに抱きついたのだ

ダンタリオン・ダリ

っ、やっぱり、君の匂いか、この甘い香りは、

ジミーは私の首筋に鼻を寄せ、匂いを嗅ぎ始めた

坂本　要

っ、おいジミー、なんだ発情期でも来たかよ？

ダンタリオン・ダリ

ｽﾝｽﾝ、そうかもしれないね、

私の煽りにも動じずに、ジミーは匂いを嗅いでいる

坂本　要

クソッ、やめろ発情教師が、！

ダンタリオン・ダリ

おっと、

私はジミーに木刀を振り、離れさせる

坂本　要

ったく、これだからジミーは、

坂本　要

そんなんだと一生童貞だぞー

私は窓辺へ立ち

ダンタリオン・ダリ

！！

坂本　要

なーんかクソガキ共が揉めてるみたいなんでな

坂本　要

ちょっくら助けに行ってくるわ

私は木刀を持ち直し

坂本　要

んじゃな

坂本　要

ダリ先生よォ

そのまま中庭へ降り立った

彼女はそう言うと、そのまま中庭へ降り立った

ダンタリオン・ダリ

はは、ジミーか、

僕をそんな風に呼ぶ悪魔、初めて見たよ

ダンタリオン・ダリ

それにしても、危なかったなぁ、

あのまま彼女が抵抗しなかったら喰べてしまっていたかもしれない

ダンタリオン・ダリ

今度は、味見させて貰えるかな？

僕はそんな事を呟き、鼻歌を歌いながらその場を去った

魔界にはどうやら、一人の侍がいるらしい

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