💎くんの片想い~(?)

ここ最近

妙にいふくんと初兎ちゃんの仲が良い

すごく気に食わない

2人の距離が近いのも, いふくんがでれでれしてるのも, 初兎ちゃんが照れてるのも,

全部全部

ないちゃんが頭を撫でてくれると我に返ったかのように心が静まる

ないちゃんの言葉に慌てたってことは図星なんだ

そんな自分に少し腹がたった

自室 22時

思わないわけがない

心ではわかっているのに言葉には中々できない

僕はいふくんのことがすき

いや好きだよ…でもいふくんは初兎ちゃんのことが…

いやいやまだ決まったわけじゃないんだし…?

ないちゃんと話してから頭の中はほとんどいふくん

頭の中を占領してくるのでさえむかつくのに

会いたいなんて思ってしまう

あぁ…なんだスマホか…

いふくんの口からはずっと

初兎ちゃん初兎ちゃん初兎ちゃん初兎ちゃん

ずっとそればっかり…

僕のことも考えてよ…

ドンｯｯｯ!!

いつの間には僕は

いふくんを押し倒していた

だめなの…??

いふくんがすごく驚いた顔をした

その直後いふくんの顔が真っ赤になった

初兎ちゃんのことが好きで図星で照れてるのか,急に僕から告白されて照れてるのか

どっちか分からないけれども

照れている顔はすごく可愛くて心がきゅうっと締められた気がした

いふくんが僕を押し退けて部屋を出た

僕は当分その場でぼーっと座り込んでいた