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続き待ってます
クソジジイ〜!処す!
莉羽
莉羽
莉羽
莉羽
莉羽
これはnmmnです ご本人様とは関係ありません
苦手な方は見ないでください
君と最後に通話をしたあの日から1週間
ついに今日は、約束の日だ
今日のために入念に計画を練ってきた
転勤の話を聞いた時はどうしようかと思ったけど
父が“あの事”を承諾してくれたからもう大丈夫だ
早く君に会いたい気持ちと、絶対に失敗できない緊張感で
朝からずっと気が気じゃなくて
HRの終わりを告げるチャイムが鳴った瞬間に 教室を飛び出した
さとみ
さとみ
今は4時半
約束の時間まではあと1時間ある
さとみ
さとみ
深山悟
リビングに入ると、ちょうど父が引っ越しの準備をしていた
いくつかの段ボールが山積みになっている
深山悟
さとみ
深山悟
父はどこか寂しそうな表情でつぶやいた
その姿に俺も思わず下を向く
深山悟
さとみ
そう呼ばれ顔を上げると、父は真剣な表情で俺を見ていた
深山悟
さとみ
深山悟
深山悟
さとみ
成功すれば、君を苦しめているものから解放してあげられる
でも万が一、俺が守りきれなかったら、 君はこれからも苦しみ続けることになる
その重みはちゃんとわかっていた、でも
改めてそう言われると、不安も浮かんでくる
だけど.....
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
真っ直ぐ父を見てそう言い切った
すると、真剣な顔で俺を見ていた父の表情が、ふっと和らいだ
深山悟
深山悟
さとみ
慌てて時計を見ると、約束の時間まで20分を切っていた
さとみ
深山悟
さとみ
俺は急いで家を飛び出した
深山悟
深山悟
さとみ
さとみ
息を整えながら、君がいる高層マンションを見上げる
ここに来るのはあの日、君を連れ出した日以来だ
さとみ
そう呟いた時だった
ころん
通話
00:00
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
君にそう言われ、物陰に移動した直後
一人の女性がエントランスから出てきた
さとみ
ころん
その人はそのまま駐車場に向かい、 見るからに高そうな車に乗ってどこかに行った
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さとみ
教えてもらった君の部屋に向かうと
荷物を持った君が部屋の前に立って、こっちに手を振っていた
さとみ
久しぶりに見た君の姿
それが単純に嬉しくて、急いで君の元に駆け寄った
ころん
君も俺の方に駆けてきたと思った瞬間
ころん
さとみ
いきなり抱きつかれて、思わず顔を赤く染める
ころん
ころん
さとみ
さとみ
久しぶりに感じる君の体温が愛おしくて、思いっきり君を抱きしめ返した
さとみ
さとみ
ころん
そういう割に君の荷物は少なかった
家にある私物全部ってなったら、 最低でもボストンバッグ2個ぐらいはあると思っていた
けど君が持っているのはボストンバッグ1個だけ
ころん
ころん
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
そう言って君の荷物に手をかけた
その時だった
???
さとみ
ころん
突然廊下に響いた怒鳴り声に驚き振り返る
さとみ
???
青柳秀治