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6 - たった一つの約束

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2022年11月29日

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ナレーター

あるところに双子の男の子と女の子がいました。

ナレーター

それはもう仲良しな双子でした。

ソラ

レオー!遊ぼ!

レオ

いいよ!

ナレーター

女の子の名前は、ソラ。男の子の名前は、レオといいます。

ナレーター

しかし、ソラにあることが起こりました。

医者

ソラさん。あなたは、バグ病です。

医者

バグ病は、体が途切れていって、しまいには、死ぬという病気です。治療法は、ありません。

医者

なので、残りの時間を楽しく過ごしてください。

ソラ

はい…。

ソラ

ねぇ…レオどうしよう…。

レオ

大丈夫。俺がいるから。

ソラ

ありがとう…。

ナレーター

それから、何日かたったある日レオは、ソラに呼び出されました。

ザ…ザザザ…

ナレーター

やはり、ソラの病気は、悪化していました。

レオ

何…?ソラ…?

ソラ

聞いて!レオ!私こんなに元気だよ!

ソラ

見てて!

ヒョイッ。

ナレーター

ソラは、窓の縁に立った。

レオ

バッ…!アブねぇぞ!降りろ!

ソラ

パシッ。

ザザザ…ザ…

ソラ

ねぇ。レオ。レオは、私のこと心配してるんだよね?

レオ

…ああ

ソラ

出来る限りの事は、やるって言ったよね?

レオ

そうだ…。

ソラ

一つだけわがまま聞いて。

レオ

うん…。

ナレーター

ノイズまじりの声で、言った。

ソラ

私が、死ぬ時は、そばにいて…。

レオ

分かった…。

ソラ

指切りげんまん約束だよ。

レオ

おう。

ナレーター

それから、レオは、出来る限りソラのそばにいた。

ナレーター

しかし、お別れは、早かった。

ソラ

ほんとにあの約束守ってくれたんだ…。ザザザ…ザ…

レオ

当たり前だろ。

ソラ

わ…がまま…言って…ごめんね…

レオ

おい!死ぬなよ!おい!お願いだ!

ソラ

ありがとう…そして…大好き…

ソラ

さよなら…

バタッ。

レオ

ソラ…?おい!ソラ!ソラ…!

ナレーター

ソラが死んだことを知り、レオは、涙を流した。

レオ

ボロ…ボロボロ…

ナレーター

あれから3年後…

ナレーター

レオは、ソラに似てる人と結婚した。

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コメント

2

ユーザー

まじで、泣ける、、、

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