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俺のクラスには天使がいる 彼の優しさ、面白さ、懐の広さ、そして目も向けられないような眩しい笑顔に当てられた人はすぐ虜になる 男も女も関係ない。 みんな彼のことを好きになる …それは俺も例外ではなかった
とある日の授業中
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やべ…これどうやって解くんだっけ…? 前やったはずなんだけど…教科書載ってないし どうしよう…次絶対俺当てられるよな…
…隣、聞いてみるか
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教科書を開け公式を指差す
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ゆあんくんのノートをこちらに見せ自分の答案を指でなぞりながら説明する 完璧な説明だった。とても分かりやすくて今までなんとなくで理解していたところが紐解けた感覚になる
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どういたしたして、と言いながらにこにこ微笑む彼と目が合ってしまった。 直で彼の笑顔を見てしまった。それが最後だ ストン。と恋に落ちた感覚がした
そこから俺は四六時中彼のことを考えている とりあえず知らず知らずのうちに席を隣にしてくれた神様には感謝で頭が上がらなかった
でも好きになって、彼を目で追うようになってから気づいたことがあった それは彼は誰からも好かれ愛される存在であることだ 彼の純粋な笑顔を見れば誰だって恋に落ちる そんな顔を何人も見てきた 俺も同じだ。みんなそうなんだ だからその度にちく…と胸に針が刺さり苦しくなる
だから、何度もやめようと思った。 こんな苦しい思いをするだけの気持ち叶うわけない恋なんて捨ててしまえば 何度もそう思った。けど彼の姿を見て好きだと思ってしまうんや もう切っても切り離されへん一生苦しむ人生なんは確定した ほんならいっそのこと告白したろう。そう思った いつになるかは分からんけどこのまま墓場まで持って行けるほど強い人間じゃないことは知ってるから いつか伝えよう。そう決めた
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シーン…
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えぇ〜?!
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『『はい』』
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先生
先生
先生
さようならー
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うわーマジか結局帰れへんのかいッッ …でも、これはラッキーすぎる まさか実行委員の相手がゆあんくんになるとは…流石天使優しさが溢れてんな
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教室で好きな子と2人きり、放課後居残り 実行委員一緒ってこの状況アカンくない…? 俺バキバキの高校生男子よ?理性持たれへんって…あかんあかん。これは俺のただの片思いやから…耐えろ、耐えるんや
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心配してくれんねや…優しい
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にこにこ嬉しそうにして…ほんま可愛いな 「どっちもなんて絶対楽しい!」なんて言う無邪気な顔は嘘なんて一つもないんだと感じるものだった
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『『失礼しましたー』』
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顔が明らかにキラキラと輝き始める 仲間を見つけたと言う顔 俺もまさかと思った。まさかゲームが、しかも俺が好きなやつがゆあんくんも好きとは思ってもみんかった
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ya side
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まさかたっつんが同じゲームを好きだなんて 思いもしなかったから嬉しかったな あの後おれから一緒に帰ることを提案して 一緒に帰ったんだけどただただゲームの話ばかりになっちゃったな 楽しかったから全然いいけど
おれは高校に入学した時からたっつんのことが好きだ。恋愛対象として 特に何か出来事があったわけではない クラスでいるムードメーカーな明るい性格 飽きさせない話の上手さ 明るくて眩しい笑顔そのどれもに自然と惹かれていって恋愛ソングなんかを聞いている時にふと気がついた その時は焦ったな。まさか自分が同性の人を好きになるだなんて考えたこともなかったから てか、たっつんって目立って言われてないだけで顔は整ってて声も性格もめっちゃいいんだからな
おれは自分の顔の良さは自覚している 自覚せざるを得ないでしょあんな言われたら だからといってそれを何かに利用したことはない 別にモテたり優遇されたりしたいと思ったことがないから だからか分からないけどおれは高嶺の花のような存在になった 一般人には手の出せない存在 だからこそそういう女の子達はたっつんみたいな隠れたイケメンに密かに好意を寄せるもので 「たっつんかっこいいよね…私、好きになっちゃったかも」なんてコソコソ話を嫌と言うほど耳にしてきた “たっつん”なんて名前聞いたら聞き耳立てるの仕方ないよな!? その度に勝手ながら比較して嫉妬して落ち込んだりしてる
こんな恋叶うわけないって分かってるから辛い。女性から向けられた好意を見ると自分には勝ち目なんかないことがより浮き彫りになって見えるから余計に苦しくなって、諦めようと何度も思った。だけど彼を見るとやっぱり好きなんだって諦められなかった。だから思った この恋を諦めるならこの恋を終わらせたらいいんだって だからおれは当たって砕ける。それがいつになるかは分からないけれど、いつか必ず
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通話
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放課後
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何もないところで自分の足を引っかけ躓く
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ゆあんくんの後頭部に腕を滑り込ませ覆い被さる
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自身の体を退けて下にいる彼の様子を伺おうとしたときドクン___ッ…と大きく鼓動する
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不安と恐怖に揺らめいた瞳と怯えた表情が心の奥底にある庇護欲を掻き立てる ゆるゆると揺らめく瞳と視線が合う 表情がふわぁっと明るくなる 心から可愛いと思い気がつけばぎゅうっと抱きしめていた
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あぁ…あかん…涙が出てきた、止まらんな…
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そういうと小さく震えながら泣き出してしまった。地べたに寝転がり縮こまって泣いている様はまるで赤子のようだった 可愛い
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ただ唇を重ね合わせる行為 甘酸っぱい音が一音響く
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おまけ
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