中には、青い扉の写真が載っているだけだったのだ。
ほかのページも見てみるが、どのページにも同じように青い扉の写真が載っているだけだ。
美優
(写真集なのかな?)
それにしては、同じ写真が載っているだけだ。扉ばかり見ても仕方がないと思い、美優は本を元の位置に戻した。
しばらくいろんなコーナーを見た後、美優は、日本刀の本や世界遺産の写真が載っている本などを借りることにした。
美優
(これだけあれば、当分楽しめるよね!)
美優はそう思いながら、カウンターにやってきた。
美優
これ、お願いします。
カウンターには、顔見知りの司書のおばさんがいた。
おばさん
今日は小説じゃないのね。
美優
はい。
おばさんはニコニコしながら、貸し出し処理を行った。
おばさん
あら?これは?
ふと、おばさんは重ねられた本の真ん中あたりに目を留めた。なぜかそこに、青い本があったのだ。
美優
(私、本棚に戻したよね?)
借りたつもりなどなかった。
おばさん
おかしいわね、バーコードも貼られてないわ。
おばさんは裏表紙を見て、首をかしげる。
図書館の本には、貸し出し処理を行うために、バーコードが貼られている。
青い本にはそれがない。
美優
もしかして、誰かが家にあった本を、図書館の本と間違えて返しちゃったのかな?
美優がそう言うと、おばさんは「そうかもしれないわね」と答え、青い本を横のワゴンに置こうとした。
そのとき、おばさんの動きが止まった。
今日はここまでです! どうでしたか? 3話も出すのでお楽しみに✨
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美優
では皆さんお元気で
美優
さようなら
美優
バイバイ(ヾ(´・ω・`)