とある雨の日、
私は1つの傘に2人、帰路を辿っていた──────
あい🌈🌸
放課後、生徒が着々と帰宅し学園が空になってきたころ
私はまだ学園の下駄箱にいた。
なんでかって?
それは普通に雨が止むのを待っていただけ ほんとうにそれだけ。
けど雨は強くなる一方
いま現在、もう明日台風なんじゃね?ってくらいの大雨だ。
あい🌈🌸
待ちに待って1時間、これ以上待っても雨は止まない気がする
コンビニまで走るか。 そう思い私は解けそうな靴紐をきゅっと結び直す
あい🌈🌸
結び終えた私は気合いを入れて一歩踏み出す、
一歩…二歩…三歩…
四歩目。 それと同時に私は思い切り足に力を入れ雨の中を突っ切る…
はずだった。
あい🌈🌸
走り出そうとしたその時、誰かに腕をパシッと掴まれ引き止められる
まだ誰か残ってたんだ。 そう思い振り返ると、
hr🥽
私ぐらいの背丈で頭にゴーグルをしている特徴的な人がいた。
同い年かな…? そう思い記憶を辿るもこの顔は見たことない気がする。
ふと胸元にあるピンバッチを見ると赤色。
まさかの先輩だった。
顔上げ先輩の顔を再び見ると、
hr🥽
口をパクパクしながら手振り身振りでなんかしてる…
…あ、話してんのか、 なになに…?
な…に……て…?…んの、 だ…し、…ぶ…?
…何言ってんだこの人
口元をじっと見つめ言葉をなんとか解読しようとする。
だが口を動かすスピードが早すぎてなかなか解読する事が出来ない
すると急にその人は、はっとした顔をして私を見る
…え、なになに何ですか!
その人は手を耳元へやりトントンと叩く…何かの合図だろうか
次にう〜ん…と悩むような素振りを見せ思いついたように紙とペンを急に取り出す
つらつらと素早く何かを書くと私に見せてくる
『聞こえてる?』
…To be continued
コメント
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続きがとっても楽しみです!♪