偽愛

そう言って昴は 浴室から出て

残されたのは あたしと竜也ーーー

ピタッ

押し寄せてくる波を 寸前で堰き止められ 波が引いた頃にまた 激しく攻めたてられるーー

ピタッ

黙ってイこうとしたあたしは 竜也のお仕置きを受けるーー

ピタッ

ピタッ

何度も何度も繰り返される 寸止めに

あたしの身体は もどかしさがつもるーーー

イけそうなのに 止められる刺激に

気が狂いそうになるーーー

絶頂を求め疼く身体に あたしの思考は その事で埋め尽くされるーーー

もどかしさに 気が狂い 絶頂を求めるーー

だけど竜也は 与えてくれないーーー

何度も何度も 寸止めを繰り返すーーー

とうとう限界に達したあたしは

泣きながら竜也に 懇願するーーー

もう数十分繰り返された 寸止めに

やっと終止符が打たれるーーー

その言葉と共に 激しさを増すーーー

バシャバシャ

最後まで与えられた快感に あたしの身体は歓喜し

待ち望んでいた快感が 全身に回るーーー

先程の寸止めと 打って変わり

今度は何度も何度も 休む事なく快楽の波が 押し寄せるーーー

待ち望んでいた快感を 得た身体は

我慢していた分 快感を欲するーーー

四つん這いにさせられ

竜也があたしを貫くーーー

その言葉と共に 激しさを増して 中で暴れるーーー

バシャバシャ

イったばかりの身体は

すぐに次の快感に 襲われるーーー

竜也の言葉と共に 2人で絶頂に昇り詰めるーーー

熱い液を注がれ ガクガクと痙攣する あたしの身体は

それでもそれを全て 飲み込むーーー

ぐったりと横たわるあたしに 竜也は告げるーーー

そこへーーー

優斗が浴室へ来て 竜也に尋ねるーーー

ぐったりとしたまま

2人の話しに 耳を傾けるーーー

その言葉に 一気に余韻から 引き戻されるーーー

そう言った竜也は 浴室を出て ネクタイを手に 戻って来るーーー

そう告げて 竜也は浴室から出て行ったーーー

また1人

悪魔が笑うーーー…