夕葉
今も好きな人と続いていますか。
もう嫌いたいんだよ
祐
…
ピーー
夕葉
ッ泣
泣くのは嫌だよ
祐
夕葉、
夕葉
あれ?病院で確か祐は
祐
言いたいことがあるんだ
夕葉
何
祐
夕葉の気持ちから逃げてた
夕葉
うん
祐
気持ちに向き合わず、傷つけること
祐
しか言わなかった、ごめん。
夕葉
いいよ
祐
改めて言いたい
夕葉
…うん
祐
夕葉がッ…好きッだ泣
夕葉
祐…ッ泣
夕葉
ごめんね、ごめんね、許して
夕葉
祐には生きて欲しいからッ
夕葉
最後にその言葉が聞けて良かった
祐
何、言って
夕葉
一番の幸せをくれてありがとう。
夕葉
大好きだよ、永遠に
ああ神様、俺の記憶は、本当に
祐
…あれ?俺なんで泣いて、
祐
昨日、この人が亡くなったんだ
祐
霜月夕葉さん…綺麗な人だな
神様、お願いします
祐
…なんだこれ、
もう一度だけ俺に、
彼女を思い出す機会をください
夕葉より 大好きな祐へ 祐、これを見ている頃はもう、私のこと 忘れていると思います。でも私は、 ちゃんと覚えています。無邪気な笑顔も、 ちょっとおっちょこちょいな所も、 少し怒りん坊なところも、泣き虫なとこ、 言ったらキリがないくらい、覚えてます。
なぜなら私は、あなたが記憶を失くす前、 彼女だったからです。でもそれを覚えて いないと思うので、もうこれを機に、 私のことを忘れてもらって構いません。 ただこれだけは忘れないで欲しいです。
あなたの彼女で、心から愛したことは 事実だということ、忘れないでほしい。
祐
…夕葉さん、俺はこれから、
祐
頑張って思い出す機会がほしいです
今もどこかにいる、
夕葉
ニコッ
霜月夕葉さん、あなたを、