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やっぱ訳ありか、なんて考えていた。
俺も言えばちょっとは言いやすくなるかな、と思い
自然と口が開く
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ぷりちゃんは真っ直ぐな瞳をこちらに向ける
きっと、さっきの話も勇気を出してくれた思う。
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そういい、ぷりちゃんはくしゃっと笑う
ほんとに良い奴なんだなと、心の底から思う。
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そう、今までの事を簡潔に淡々と話していく。
その時もぷりちゃんは、真剣な眼差しでこちらを見つめ
紳士に話を聞いてくれた。
俺の家は…というか俺の母は 俺には本当に無干渉。 ご飯を作ることも 離婚してから少なくなって 夜は俺が寝てる頃に帰ってきて、 俺が学校へ向かう時には爆睡。 学校から帰ると母は居なくなっている。 そんな毎日を過ごしてきた。
それだけならまだしも、無干渉なくせに 勉強において"完璧"を俺に求め続けた。
普段は家にいない時間が多いのに テスト返却日だけは家に残り、 俺のテストに文句をつけてくる。 どうやら"1番"じゃなきゃダメらしい。 "完璧"じゃないとダメらしい。
そんな生活を小学生から 今までずっと続けてきた。 友達はいなく、先生は俺を優等生と称し、 それを理由に仕事を押し付けてくる。
気づけば俺は
しあわせ
ってやつを忘れていた。
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こんな話をしても、結局笑いに方向転換出来るのは
きっと、ぷりちゃんの凄いところだ。
気づけば時刻は2時半を指している。
まだ太陽が昇る気配などない。
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コンビニの物だからそこまで量は入っていないが
2人でやるには十分だろう。
4種類の手持ち花火
そして醍醐味とも言える、線香花火が入っていた。
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火をつければ、すぐに花火が散り始める。
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まぜ太の表情は、初めての物を見る子供のような
無邪気な表情だった。
でも"楽しい"なんて一切感じなくて
楽しんでもらえているか、少し不安になる。
でも
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今、少しでも辛い事を忘れられてるならいいや。
なんでだろう…
なんだか、懐かしい感覚になる…
花火は一通り終わり、時刻は3時
あとは線香花火だけ残っていた。
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ぷりちゃんは線香花火を手に取る。
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そういい、ぷりちゃんは火をつける
風は不思議とふいていない。
手元が少しづつあたたかくなる感覚に なぜか身に覚えがある。
まるで、手元に小さな打ち上げ花火が上がったような
この感覚はどこから来たものなのだろう。
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気づけば俺は、身に覚えのある海にいた。
いつもより視界が低く、手も幼稚に見える。
そして、離れた場所に母親と見知らぬ男がいる。
表情もよく見えない。
しばらくすると、見知らぬ男がこちらに向かってきた。
その男性は、俺によく似た白い髪と
こちらをらチクッとさすような鋭い山吹色の目。
すぐに理解できた。俺は俺の父親だと。
そういい、俺の手を少し強引に引いていく。
そこには少し若い母もいて
過去の記憶なのだろうとようやく理解する。
お母さんは今と違って優しく俺に話しかける。
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自然と口が開き、声が出る。
過去の記憶だから自由に身体を動かすことも出来ない。
お母さんは俺と父親の線香花火に火をつけた。
ぷりちゃんの花火と同じだ。
火がつき、手元があたたかくなる感覚。
懐かしさは恐らくこれだったのだろう。
こんなことを呑気に考えていると、
ぽとっ
と、線香花火は落ちてしまった。
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俺の父親は、くしゃっと。でも力強く笑った。
きっと、今も父親がいれば幸せだったんだろうな
と考えているうちに俺は現実の世界へ引き戻された。
コメント
3件
最高!まぜちのお母さんとお父さんのアイコンの色がびびあまにしか見えないWWWW