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masyu
ユメミリ@連載ストック作成中
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ぬいぬい
午後10時、夜の繁華街
ジメジメとした湿気と暑さが煩わしい程体にまとわりついて離れない
そんな最悪な環境にも関わらず、此処はどこへ行っても人々の熱気、そんな人々を扇動するネオンサイン、そして一瞬の快楽に塗れている
そんな良くも悪くも「オトナの街」を1人の少女は小さな手を握り締めて今日も歩いている
行希
行希
少し煩雑に包帯が巻かれた腕を軽く振り、すっかり足に馴染んだ厚底のブーツでアスファルトの上を歩く
今日は帰ろうか、帰らないとしたらどこで寝ようか
そもそも友達は今日ここへ来ているのだろうか、それ以前に今もこの世に存在しているのだろうか
そんな取り留めのないことを頭に浮かばせながら歩いていると、突如右肩に衝撃が走った
行希
その勢いのままよろめき、そして行希の身はもはや歩行者天国へと化している車道へと投げ出されてしまった
行希
思わず声を漏らすと、次の瞬間には視界に焦った表情の白髪の少女が映っていた
すみません!大丈夫ですか?
すぐに大丈夫だということを伝えたが、その少女の顔から焦りは消えていなかった
それに気づいた瞬間、行希はすぐに分かった
この少女がここの「新入り」ということに・・・
行希
念のため確認の意図で質問すると、少女は驚いた顔をした
フレア
行希
フレア
行希
行希の答えを聞いた少女は口を手で覆い、目を見開いた
フレア
行希
行希
その時、行希の言葉を聞いた少女は食いついた
フレア
行希
フレア
行希
突拍子もない発言に思わずフリーズする
しかし、少女は本気だった
フレア
フレア
悪い気はしなかった
新入りに界隈のルールや仕組みを教えるのは先輩としての勤めだと思った
「友達」にするのかはまた別として、一旦今夜はこの少女と共に行動することに決めた
行希
フレア
こうして一夜の少し訳アリな友達作り劇は幕を開けたのだった
コメント
1件
あ~~~可愛い~~~~~闇深い~~~~~地の文の雰囲気好きだ~~~~~!!!!!!