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雪華と桜華の物語

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雪華と桜華の物語

22 - ~茶番~春の呼吸の型

♥

32

2022年03月24日

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ラーメン

皆様ラーメンです

ラーメン

今回のお話は茶番です

ラーメン

時期は4月ぐらいですかね

ラーメン

それでは本編どうぞ!

蕗谷 桜華

うーんうーん

如月 朱里

そんなに思い悩む?

蕗谷 桜華

悩みますよ!私の型を考え
るんですから!

私は春の呼吸の型考えています

ですが、いざ決めようとなると難しいものです

蕗谷 桜華

やっぱりかっこいい名前が
いいのかな?!

蕗谷 桜華

いや、可愛い系も捨てがたい…

如月 朱里

今まで通り華の呼吸じゃ
ダメなの?

蕗谷 桜華

もちろん華の呼吸も使いますよ

蕗谷 桜華

華の呼吸と春の呼吸を
合わせて戦うスタイル
でいってもいいかと思
いまして

如月 朱里

体の負担が大きくなるよー

蕗谷 桜華

それは承知の上ですよ

蕗谷 桜華

ですが私にもロマンという
のがありまして…

如月 朱里

(ロマン?)

蕗谷 桜華

呼吸が二つって凄くないですか!

如月 朱里

まぁ凄いと思うけど

蕗谷 桜華

私は驚かせたいんです!
雪華姉さんに!

如月 朱里

あぁそういえば雪華には
言ってなかったね

蕗谷 桜華

だから私が呼吸を二つつかえる
ところを見て、「桜華凄!」って
言ってもらいたいんです!

如月 朱里

なるほど

如月 朱里

(つまり自慢したいってことか)

如月 朱里

まぁ桜華にもロマン(?)が
あるのはわかったよ

如月 朱里

それで、実践したの?

蕗谷 桜華

まだ実践はしてないですよ

蕗谷 桜華

それらしいものはできて
おりますが

如月 朱里

なるほど

蕗谷 桜華

でも型の名前なんですよねぇ

如月 朱里

(…今思ったけどさ)

如月 朱里

(なんで私こんな時間に
桜華の型の話に付き合
ってるんだろう)

今の時刻は朝の4時半、杏亮は今寝ております

如月 朱里

とりあえず桜華

如月 朱里

それらしいものをやってくれないかな

蕗谷 桜華

?いいですよ

トンッ(竹を置く)

如月 朱里

これが鬼だと思ってね

蕗谷 桜華

分かりました

カチャ(桜華は刀を抜く)

蕗谷 桜華

…それでは行きます

バッ(竹の真下に移動)

刀を振る瞬間桜の匂いがする、足と腰をつかって体を抑え、素早く刀を振る

シュン

…ポトッ

蕗谷 桜華

どうですか!如月さん!

如月 朱里

おぉ〜凄い

如月 朱里

それにしても音を出さずに
斬るなんてね

蕗谷 桜華

えへへ

蕗谷 桜華

それで!

蕗谷 桜華

これに名前をつけるとしたら
どうでしょうか!

如月 朱里

うーん

如月 朱里

名前はないかな

蕗谷 桜華

……え?

如月 朱里

だって音を出さずに移動できた
としても、その瞬間に鬼が気づ
いて攻撃してくるかもしれない
じゃん

如月 朱里

それに真下に最初に移動したら
相手の思うつぼだよ

如月 朱里

防御力にも欠けるし…これは
名前をつけずに、捨てて、
他の型を思いついた方がいい
と思うよ

蕗谷 桜華

えぇーーー!

蕗谷 桜華

私、この型結構頑張ったんですよ!

蕗谷 桜華

何度も何度も失敗しながらようやく
できたんです!それを捨てるだなんて…

如月 朱里

捨てるっていうのは少し
もったいないかもね

如月 朱里

その型にもう少し加えてみたら
いいんじゃないかな?

蕗谷 桜華

加える?

如月 朱里

丁度いい感じにするんだよ

如月 朱里

攻めすぎす、護りすぎずね

如月 朱里

桜華のその型は全てを
さらけだしてるからね

如月 朱里

いい具合に調整したらいいと
思うけど

蕗谷 桜華

…分かりました

蕗谷 桜華

だぁぁぁぁ〜!上手く
いかない!

如月 朱里

そんなイラつかないで

蕗谷 桜華

イラついてはいませんけど、
こうも失敗が続くと落ち込み
ますよ

如月 朱里

今のところ3,4個はできてるじゃん

蕗谷 桜華

そうですけど…

蕗谷 桜華

それだけだともの足りないというか
なんというか

如月 朱里

(余程雪華に自慢したいんだろうな…)

如月 朱里

(桜華は変な所でプライドが
あるから、困ったんもんだね)

如月 朱里

とりあえず、一回休もう
動きっぱなしだと流石に
きついでしょ

蕗谷 桜華

私はまだ動けますよ?

如月 朱里

今何時だと思ってんの

如月 朱里

6時半だよ!6時半!

如月 朱里

あれから2時間ぐらいかかって
んのよ!

蕗谷 桜華

(そんなに経っていたのか)

如月 朱里

私はご飯も作らないといけないし、
杏亮も起こしにいかないとだめだから

如月 朱里

一旦切りあげよう

蕗谷 桜華

…はい

如月 朱里

桜華汗でびしょ濡れだから
木桶に入った方がいいよ

蕗谷 桜華

え?

バッ(自分の体を触る)

蕗谷 桜華

本当だ…

如月 朱里

ほら、風邪ひくから早く
入ろう

蕗谷 桜華

うぅ、ベタベタする

如月 朱里

当然だよ

この後木桶に入り、また型の事に悩む桜華でした

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