主
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主
主
主
『貴方が私を殺して__』
主
主
主
主
主
主
翠
主
翠
翠
主
翠
主
昼の世界と、夜の世界
その間を取り仕切る
薄暮の武装集団___
__名を、武装探偵社と云う
太宰
機嫌が良いのか、一人の男が鼻歌を歌いながら一本道を歩く。
彼こそ武装探偵の一員、 名を___
大宰治という
太宰
太宰
私はいつもの川にかかっている橋の上を歩いて行く。
太宰
影に包まれる。横に視線を移す。
翠
一人の少女が橋の欄干の上に立っていた。
太宰
フワッと少女の髪がなびく。
翠
まるで"そこに"地面が在るかのように、彼女は足を出す。
太宰
下の川に落ちていく彼女の手を 掴もうとする。
翠
少女は一瞬、此方を向いた。 しかしその瞳には__
なにも写っていなかった
ドボンッ!!
水の中に少女は落ちる。
太宰
暫く呆然としていた。 彼女は自殺をしようとしていたのだろうか…?
太宰
川に飛び込む。
少女の手を掴み、グイッと上にあげる。
陸に上がる。
翠
少女はピクリとも動かない。
太宰
はぁ、と小さくため息を吐く。
太宰
太宰
携帯を取り出す。
太宰
翠
少女の身体から光りだす。
太宰
翠
少女の指先が微かに動いた。
太宰
翠
死んだ筈の少女は、ゆっくりと瞼を開いた。
翠
少女は起き上がると、自分の掌を見て少し動かす。
翠
少女は、顔をしかめて、ため息を 吐いた。
太宰
翠
翠
太宰
意外な質問に少し驚く。
太宰
翠
翠
翠
太宰
翠
不思議そうな顔をして云ってくる。
太宰
息を吐いて自分を落ち着かせる。
太宰
太宰
翠
太宰
翠
そう云いながら、彼女は立ち上がる。
翠
翠
少女は淡々とその言葉を吐いていく。
太宰
翠
太宰
太宰
翠
太宰
太宰
太宰
翠
そう云い残して彼女は立ち去ろうとする。
太宰
翠
翠
ぐううぅぅ
大きな音が少女のお腹から聞こえる。
太宰
少女はコクっと小さく頷く。
ぐううぅぅ
太宰
翠
少女は顔をしかめた。
敦君と同じように、奢ってもらいたかったのだろう。
太宰
翠
彼女はため息を吐き、再び立ち去ろうとする。
その時だった___。
敦
白髪の少年は、着物を着た少女と 此方に向かって走ってくる。
太宰
敦
敦
探し回ったのか、荒い息を整えている彼に、私は云った。
太宰
翠
敦
鏡花
次いでに私も奢ってもらおう、 そう企む、後輩の扱いが一寸荒い太宰治だった。
♥️宜しくお願いします!!
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