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ペットボトルロケット

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ペットボトルロケット

1 - ペットボトルロケット

2020年01月21日

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インタビュアー

はじめまして、インタビュアーの林と申します。あなたが連絡くださった忍さんですか?

あ、はい。

インタビュアー

ではそこの椅子におかけになってください。

はい。

早速ですが、忍さんは350年後の2370年にタイムスリップした。と番組宛に送ってくれたメールに書いてありましたが。

はい、そうです。おととい帰ってきたところです。

失礼ですが、なにか証明できるものはありますか?

んー、難しいですね、物をこちらの世界に持ち帰ろうとすると着いた時には無くなってるんですよね。

むこうの世界の話なら出来ますけど……

わかりました、お願いします。

はい。ちなみに林さん2370年て人々はどこに住んでると思います?

え、地球ではないんですか?あ、もしかして宇宙開発が進んで火星や木星に住んでるとか?

あはは、半分正解半分不正解です。答えはね……

ペットボトルの中です。

はい?ペットボトルってあのペットボトル?

そうです。あのペットボトルです。

忍さん。冷やかしに来たなら帰って貰いたいのですが。

そんなつもりはありませんよ。だって本当ですから。

第一、ペットボトルに人が入れるわけがないでしょうを嘘をつくにしてももう少しまともな嘘をついてください。

まあ信じられないのも無理はないですよねwでも一応説明しますと……

今から350年後の地球の資源は現在の100分の1まで減少してるのだという。なおかつ人口は増える一方。

事態の収集を図るため世界中の科学力を集め完成したのが

スーパーミニミニふりかけです。

なんですかそれ?(ひどいネーミングセンスだ)

これを人口的に作り出した雨雲に、人工衛星から混ぜ合わせることによって雨となって世界中の人々に降り注ぎました。

その結果、人々は原子レベルまで体が小さくなりました。

それにより、抱えていた資源の問題も一発で解決です。

米一粒で全人類が腹を満たし、ガソリン一滴で世界中のエネルギーをまかなえるのですから。

にわかにも信じがたいですが、それはたしかに効率的ですね。

でもなんでペットボトルなんですか?

そこが面白いんです。

計画が行われる前に各国首脳で話し合われたみたいです。

段ボール、貯金箱、コップ。色々候補はあったようです。

ではなぜペットボトルになったのか。それは…

それは?

ペットボトルロケットって知ってます。

え?まぁ小さい頃やりましたけど……

そう、要はペットボトルロケットとして使用することで移動手段を確保するためです。

なにしろ体が原子レベルの小ささですからね…

忍さん。本当に未来に行ったんですか?想像で話してるんじゃないですか?

わかりました、じゃあどうすれば信じてもらえますか?

まぁ私自身の目で見ることができれば疑う余地はないでしょうねえ。

わかりました、それでは一緒に行きましょう。

そんな簡単にいけるものなんですか?

行けますよ。では350年後に行きたいと強く念じてください。

はあ。わかりました。

行きますよ。えいっ

……

本当に来たんですか?350年後に

周りは変わった様子ないですけど。

来ましたよ。窓の外を見てください。ほら

うわっなんだあれ!?

そこには見上げる限りの透明な壁があった。

ね、言ったでしょ?

これは信じるしかないようですね…

ですよね!それじゃあ次回の番組はこれで特集組んでくれますか?

そうですね。

閲覧ありがとうございました。 この間久しぶりにペットボトルロケットをやりまして、どうにかこれをネタにできないかと考えた結果、このような惨事になりました。連載の方とは違い少しネタテイストで作らせていただきました。 今後もなにか思いつきで読み切りを作ろうと思いますのでよろしくお願いします^_^

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