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瑠莉の母(美玲子)
瑠莉
瑠莉の母(美玲子)
瑠莉
お母さんのせっかちに少しイラッとする。 だいたい私は行きたくて軽井沢に行く訳では無いのだ
瑠莉
着替えているとお父さんの声が聞こえてきた
瑠莉の父(湊)
瑠莉
今日から1週間、軽井沢の別荘に行く。 本当は家でゆっくり過ごしたり、友達と遊んだりしたかったが、これは毎年恒例のことだから仕方ない。 頭ではそうわかっているのだが、行きたくないという気持ちが私の言動に滲み出てしまった。
あ、私の自己紹介がまだだったね。 私の名前は瑠莉。 東京に住んでいるごく普通の中学生…なんだけど、親友の美桜、空、幸人と探偵団の真似事的なことをやっているんだ。 探偵団って言っても、ドラマとかに出てくるみたいに難事件を解決しているわけじゃないんだけどね
依頼のほとんどはクラスの友達の失くしものとか… いつかはちょっとした事件も扱ってみたいな なんちゃって! 事件なんか起きない方がましなんだけどね
でも、その探偵団も夏休みで依頼が来ないから今はほぼお休みしている状態 あー、なんか依頼来ないかなー
───────トゥルルルルルルル
こんな朝早くに誰だろうと思いながらケータイを開く
美緒
親友の美桜からだった。
瑠莉
美緒
颯太は美桜の弟だ。 声でわかる。これはただ事じゃない。
瑠莉
美緒
美緒
瑠莉
美緒
美緒
瑠莉
美緒
美緒
瑠莉
美緒
うちの宝石箱が身代金の代わり… 信じられない話だった。
美緒
瑠莉
美緒
瑠莉
美緒
ケータイを閉じる。 昨日まで、平穏だったはずの日々が一気に崩れ始めた気がした。
でもここでくじけちゃいけない。 だって私たちは探偵団だから。 そう自分に言い聞かせた。
さっきまで晴れ渡っていたはずの空はすっかり曇ってしまっていた。