6人とシオンの花には償いを

きりやんsaid

似ている

いや、似すぎているといった方がいいかもしれない

あの前の場面、このセリフ、この事実、

人物は違うが、まるで同じことが繰り返されているようだ

あの日のことがフラッシュバックする

「_________」、そんな言葉が頭に浮かぶ

また、同じようにならないように気をつけないと

俺とスマイルはほぼ同じように行動する

そこで、気を抜かないようにしなければ

スマイルsaid

きりやんが話さなくなってから、五分ぐらいたった頃だ

きんときsaid

スマイルが行ったあと、きりやんが急に話し出した

一同が、きりやんの発言に驚いた

きりやんは普段からポジティブ思考で、みんなを励ますタイプの人間だ

だから、そんなことを言うのは珍しい

俺はもう、守れる立場じゃないからさ、

きれいなお前が、守ってやれよ

スマイルsaid

エンジン音が鳴り、車が走り出した

まだ、エンジン音は止まらない

なにか嫌な予感が頭をよぎった

それは"過去"に意味があるようだ

1枚目の黄色のシオンの花びらが散った