この作品はいかがでしたか?
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天気は昔、神の心を映すものだと伝えられた。
晴れになれば、笑い。 曇れば、寂しさ。
そして、 雨は、悲しみを映した。
ロボロ
ロボロ
ロボロ
俺は、自分で自分を元気付けた
ロボロ
しんぺい神
ロボロ
俺は、しんぺいに抱きついた
しんぺい神
しんぺい神
ロボロ
しんぺい神
しんぺい神
そう言って優しく俺の頭を撫でた
しんぺいはこの世界をまとめる神で
俺にを唯一居場所をくれた恩人
ロボロ
ロボロ
しんぺい神
そう言って優しく抱き返してくれた
しんぺい神
しんぺいが手を雲の下の街に差し出した
すると、曇りから晴れに変わった
しんぺい神
差し出した手を握りしめると
満点な晴れた空に変わった
ロボロ
何度見てもすごいな
俺と違って
しんぺい神
しんぺいは俺に優しく微笑んだ
手は少し汗が滲んでいた
ロボロ
ロボロ
ロボロ
しんぺい神
しんぺい神
悲しく笑うしんぺい
やだ、行かないでほしい
でも、わがまま言ったらしんぺいが困っちゃう……
ロボロ
言葉を飲んだ
ロボロ
ロボロ
ロボロ
しんぺい神
そう言ってしんぺいは去った
ロボロ
さっき、晴らした空を見つめた
きっと、雲の下のみんなはとっても喜んでいるだろう
ロボロ
雲の間から下の世界を見つめ
目を細めた
ロボロ
ロボロ
ロボロ
ロボロ
ロボロ
這いつくばって荒い呼吸をする
手の先の感触など知らない
ロボロ
???
???
ロボロ
顔を上げその顔を見たら
安心感に包まれ、気を失った
ロボロ
道の傍で息をしていた子供
生きててよかった…!
しんぺい神
ロボロ
その子供はうっすら瞳を開けると
綺麗な桃の色だった
しんぺい神
しんぺい神
ロボロ
しんぺい神
雲の上☆とか言ったら引かれるかな…
しんぺい神
ロボロ
僕が考えていると
近くにあった雲を手に取り
しんぺい神
それを珍しく見て、笑った
ロボロ
ロボロ
なぜかうっすらと笑う
しんぺい神
違う、死んでなんか無い
僕が、ただ雲の上に連れてきちゃっただけなのに…
しんぺい神
しんぺい神
しんぺい神
ロボロ
ロボロ
悲しく笑った彼はこっちを見ると驚いたように
ロボロ
ロボロ
しんぺい神
ロボロ
珍しそうにこちらを見つめ笑った
しんぺい神
その笑顔は素敵だった
この子に何か、を感じた
ロボロ
晴れた空を見つめ
手を伸ばす
ロボロ
覗いてみた
が、細かすぎてみにくい
ロボロ
見るのに夢中だった俺は
ロボロ
足場を崩したことに気づかなかった
ロボロ
落ちていく
しかしなぜか、地面に近づくとともに落ちるスピードは緩やかになった
ロボロ
体を反転させ、足を地面につかせる
ロボロ
ロボロ
知らない世界に足を踏み入れた俺は怖かった
すぐにしんぺいを呼びたかった
ロボロ
自然と涙が出た
すると晴れている空から小雨が降った
ロボロ
おかしいな、しんぺいが晴らしたから俺を抑えてくれてるはずなのに
もしかして、下の世界だと、その力が強いってこと…?
ロボロ
晴れているのに小雨、という不思議な感覚
ロボロ
それで涙が止まるわけもなく
小雨に紛れるように、流れた
ロボロ
裾で顔を拭く、それでも溢れてきた
ロボロ
こんな知らない世界に置き去りにされた気分だった
ロボロ
???
ロボロ
???
???
ロボロ
目の前には知らない人がいた
ロボロ
形、姿は似ているのに
なぜか、異生物のように見えて、驚いた
???
ロボロ
???
???
ロボロ
ビクビクしながら返事をする
???
ロボロ
???
???
ロボロ
ロボロ
???
ロボロ
???
???
ロボロ
???
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
シャオロン
どうしよう
ほんまになんとなくで連れてきちゃった…
ロボロ
シャオロン
それよりこの子の親を探さなきゃ
シャオロン
シャオロン
シャオロン
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
シャオロン
まずはどこらへんに住んでるとか、家の特徴聞かな
シャオロン
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ま、まあしゃーないよな子供やし
ちょっとびっくりしたけど()
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
親を見つけるのは難しそうだ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
シャオロン
ロボロはずっと空を見つめている
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
待って、話逸れとるよな!?
ロボロ
ロボロ
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
シャオロン
ロボロ
俺はロボロの手を引いた
しんぺい神
僕が晴らしたのに、なぜか小雨が降り続ける
しんぺい神
しんぺい神
怖くなった僕は、すぐさまロボロのところへ戻った
ロボロ
シャオロン
ロボロ
そこには街を一望できるところだった
日が沈みかけており、それがまた幻想的で
小雨だろうが、晴れだろうが、今はそんな天気すらどうでもよかった
ただ、今それが素敵な景色、と言うことに変わりはなかったから
シャオロン
シャオロン
ロボロ
シャオロン
シャオロン
シャオロンは一つ一つ丁寧に言葉を言う
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
ロボロ
雲の上で、しんぺいしか知らなかった俺に、
下の世界に住む、シャオロンは友達という言葉をくれた
ロボロ
シャオロン
シャオロン
シャオロン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
???
ロボロ
シャオロン
ロボロ
しんぺい神
しんぺい神
シャオロン
シャオロン
シャオロン
ロボロ
しんぺい神
しんぺいが俺の手を繋ぐ
ロボロ
シャオロン
シャオロンに手を繋がれた
しんぺい神
ロボロ
シャオロン
シャオロン
シャオロンは苦しそうに笑う
シャオロン
そういうと俺の手を離した
ロボロ
しんぺい神
次の瞬間体が宙に浮かんだ
夕暮れの中、ただ1人
また、1人
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
俺の眼に映る、さっき2人で見ていた光景
それが今は、とっても眩しかった
シャオロン
シャオロン
シャオロン
ロボロ
俺は、しんぺいに抱きついた
しんぺい神
ロボロ
ロボロ
自然と笑みがこぼれる
すると、さっきまでの小雨が晴れに変わっていく
しんぺい神
ロボロ
しんぺい神
ロボロ
俺が、晴れに変えた?
ロボロ
ロボロ
ロボロ
しんぺい神
ロボロ
ロボロ
さよならが言えなかったんだ、最後まで
でも、彼のおかげで少し気が楽になった
もしかしたらこの晴れも彼と俺の力なのかも、しれない
END
コメント
6件
_( _´ω`)_ツライム けど背景とか素敵ですね! 次回作も期待してまする
ぴ→かたまるのはつらいむ〜ありがとう!
やりずらいですよね(( 私の機種が重いからかすぐかたまるんたですよね〜← あ、でもいつも通り最高でした()