これは私が5歳の時の思い出
サクラ
ケイタ
ケイタ
ケイタ
サクラ
サクラ
サクラ
ケイタ
サクラ
ケイタ
サクラ
ケイタ
こんな思い出を思い出したなぁ
でもね、あたしは世界中の人と結婚するの!
タイト
タイト
タイト
タイト
雨がザアザアと降っている夜
俺は最悪な状況になってしまった
ガソリンもない。道もわからない
仕方がない。明日ダチに連絡しよう
俺が眠りにつこうとしたとき
コンコン
俺の座っている運転席から窓を叩く音が聞こえた
サクラ
俺の車を覗き込んだのは
茶髪の綺麗な
女性だった
その女性はサクラと名乗った
タイト
タイト
サクラ
サクラ
サクラ
見ず知らずの俺に優しくしてくれる
まるで天使みたいだ…
タイト
サクラ
俺は知らなかった
甘い口車にのせられて
泊めてくれるということに嬉しくて
すごく気分が良かった
サクラの左口角が上がっていることに
俺は気づかなかった
"死ぬ"という事に
命の危機にすら気づかなかった
サクラ
タイト
中も綺麗だった
整理整頓されていて
でも
左側にある扉の部屋には入らないでください
と言われた
すごく気になったが
ここまでお世話してもらって迷惑をかせたくないとおもい
身体の中で畝る好奇心を抑えた
サクラ
サクラはキッチンに向かった
何を作っているのかわからないが
香ばしい匂いがする
肉のような…いい匂いだ
シャキシャキ…と野菜の切る音が聞こえる
そして…キッチンからはトマトのような匂い
凄くお腹が減った
手際よく作業する姿を俺は眺めていた
こんな妻がいたらいいなーと思いながら
すると料理が出来たのか
テーブルに料理をおき始めた
サクラが用意してくれたのは
トマトスープ・ステーキ パン(バター&ジャム付き) レタスと大根や人参のサラダ
普段ジャンクフードの俺にとっては有難い
サクラ
タイト
タイト
パクッ
口の中に入れた途端、ステーキの 肉汁がジュワッと広がる
そのあまりの美味さに俺はペロリと平らげた
タイト
サクラ
タイト
サクラ
タイト
サクラ
そんな会話を交わしていたら
いきなりとてつもない睡魔に襲われた
俺の視界がぼやける中 サクラの口角が上がっていった…
俺が起きた部屋は
一面中婚姻届と左手の薬指の部屋
たくさんのリアルすぎる指に背筋が寒気が走る
サクラ
タイト
口元をガムテープで塞がれ喋れない
サクラ
サクラ
サクラ
俺が最後に見たのは
キラン!と光る包丁だった
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これはメンヘラというのかヤンデレというのか
これぞ、「サイコパス」