俺は今、色々あって足枷と首輪をつけられ監禁中だ。
監禁されて3ヶ月程がたったのだろうか。もちろんその間に何もしていなかった訳では無い。
どうにかしてここを抜け出す方法を考えていたのだ。逃げられる場所、あいつが居ない時間、足枷のはずし方。
明日の為に今まで従順な振りをし、頑張ってきた。
明日にはついにこの監禁生活からおさらばできると思うと嬉しくて仕方がなかった。
そして俺は、今まで頑張って考えてきた脱出方法をついに明日、決行する予定だ。
しかし喜んでいたのも束の間
波瑠
ッツ、!
嫌という程聞かされたこの重い扉を開ける音。 そう、
あいつが帰ってきたのだ
玲
波瑠ちゃーん♡ただいま♡
いい子に待てた?
いい子に待てた?
この俺にかけてくる甘ったるい声が俺はこの世で1番嫌いだ。
波瑠
...
玲
...あれ?今日はどうしちゃったのかな
玲
いつもならおかえりってすぐ返してくれるのに
玲
俺は従順な波瑠ちゃん以外嫌いなんだけど?
波瑠
ぁ、ッツ...
声のトーンが一気に下がり、 重く張りつめた空気が漂う。
玲
俺が帰ってきたらなんて言うんだっけ。
波瑠
...おかえりなさい
玲
そんな簡単なたった7文字が言えないとか、波瑠ちゃんそんなバカじゃないよね?
波瑠
...ごめんなさい
玲
...ったく、俺怒るの嫌なんだけど
玲
もう二度と同じ過ちして欲しくないしな〜どうしようか。
玲
あ、そうだ♡いいこと思いついちゃった♡
この嬉しそうな声。 俺はとてつもなく嫌な予感がした。 今すぐ謝ろうとしたが玲は謝る隙もくれず俺の勘が的中することになった。
玲
俺、仕事とか女とかで色々疲れちゃったんだよね〜
玲
だからさー...
波瑠ちゃんで癒させてよ♡
波瑠
...は?
玲
今まで嫌われたくなかったから波瑠ちゃんが言ってくれるまで待とうと思ってたけどもう限界。
玲
こんなに愛してあげてるのに俺の事全然好きになってくれてなさそうだし。
玲
だから先にやっちゃおうと思って♡
玲
やったらもしかしたら俺の事好きになってくれるかもって思ってさ♡
玲
あーなんでもっと早く気がつけなかったんだろう
波瑠
...は?何言ってんのか全然分かんないんだけど。
玲
全く、波瑠ちゃんは勘が鈍いなぁ。
それともわざと気づいてないフリしてるだけ?笑
それともわざと気づいてないフリしてるだけ?笑
玲
だからぁ、
俺とS○Xするってこと♡
俺は何を言っているのか理解できなかった。 S○X?男同士で?
波瑠
は?!男同士でS○X?!!
しかもお前ととなんかふざけんな!!
死んでもごめんだ!!!!!
しかもお前ととなんかふざけんな!!
死んでもごめんだ!!!!!
玲
ねぇ、俺を怒らせたのって誰だっけ。
玲
これはあくまで"お仕置き"。
玲
これから波瑠ちゃんが悪いことしなかったら今回限りで終了なわけ。
玲
俺もあんまこういうことやりたくなかったけど波瑠ちゃんが悪いんだよ?
玲
何回言ってもわかってくれないんだもん。
玲
だから今回のできっちり反省してね
やっと明日この生活からもおさらばできるっていうのにこれはやばいと思い必死に言い訳を考えた。
波瑠
つ、次からは気をつけるから...
玲
もうダーメ。今更遅いよ。
玲
さぁ、
始めようか♡






