出会いは、彼が助けてくれて からだった。
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《 in.電車 》
ユリ.
っ…
私は、今電車に乗っている 今は、ちょうど朝だからか、超満員。
だからこそ、起きるものもある。
そう、盗撮、痴漢、などの犯罪。
そこまでは、行かないが、、
ユリ.
( すっごい、見られてる…
いや、あんまり見えてないが、 近くにいる、おじさんが 足を見て来ている気がする。
一応、結構怖いし、 どんどん過呼吸になっていくのがわかる。
ユリ.
っ、はぁ、はぁ
ib.
ねぇ、おっさーん
ib.
なーに、見てんの?
おじさん
あ"!?
ib.
だから、そこの女の子の、
足、見てたでしょ?
足、見てたでしょ?
おじさん
だから、見てねぇって!!!
安心感と、怖さで何も、いえない。
あの、私!見てました!
この人、女の子のこと、見てましたよ…!
この人、女の子のこと、見てましたよ…!
おじさん
見てねぇよ!
見間違いだろ!
見間違いだろ!
ユリ.
あ、その…
ユリ.
みっ、見られて…ました…っ
頑張って振り絞った声。 あんまりにも、小さくて、弱かった。
ib.
やっぱ、警察にお世話になっちゃう
じゃない?
じゃない?
おじさん
っ、んな訳…!!
駅員.
あの、何かあったんですか?
ユリ.
え、っと、、その…っ
ib.
この、おっさんが、
女の子の足見てたんですよ
女の子の足見てたんですよ
駅員.
…署までついて来てもらおうか
おじさん
だから!俺は見てな…
駅員.
行きますよー
ユリ.
あ、その…
ユリ.
あ、ありがとうございました…っ!!
ib.
いや、だって君、被害者だし
謝ることないよ
謝ることないよ
ユリ.
じゃあ、何かお礼!
ib.
そんな、気持ちだけで
嬉しいから、大丈夫
嬉しいから、大丈夫
ユリ.
あーっ、もう!
ユリ.
せめて、連絡先!!
お礼の電話、今度、改めて
するので…!
お礼の電話、今度、改めて
するので…!
ユリ.
電話、かけてください、!!
ib.
ふーん、、
ib.
ま、気が向いたら、ね
そう言って、少し、笑いながら 電車を降りて行った。
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