緋山先生
白石、終わった?
白石先生
うん、カルテ戻したら終わり。
帰ろっか。
帰ろっか。
そんな話をしたのが20分前。
着替えを終えて、更衣室のドアを開けたのがその10分後。 そこにいたのは―――――
木元真実
お疲れ様です。
当麻紗綾
お疲れっす❗!
白石先生
あ、ぇと、お、お疲れ様です...❔
緋山先生
あれ( ゚ 3゚)❔
あんたたちまだいたの❔捜査は❔
あんたたちまだいたの❔捜査は❔
私たちを出迎えたのは、 昼に出会った二人。 緋山さんの妹さん達。
木元真実
今日は下見みたいなもんだから
終わり。
みーちゃん、今日泊めて。
終わり。
みーちゃん、今日泊めて。
緋山先生
は❔
当麻紗綾
うちらの端くれ部署には
宿泊代なんて出ないんすよ
宿泊代なんて出ないんすよ
緋山先生
えー、あー....言ってなかったん
だけど....あたし今家🏠無いん
だよね...
だけど....あたし今家🏠無いん
だよね...
緋山妹達
は❔❔
は❔と言った顔のまま固まる妹二人に、『上の階が家事になったせいで自宅が水浸し・消火剤まみれに なり、引っ越しを余儀なくされた』と言う経緯を説明した。
当麻紗綾
じゃあみーちゃん今はどこで
寝泊まりしてるの?
寝泊まりしてるの?
緋山先生
白石ん家に転がり込んでる。
当麻紗綾
じゃあ白石さん❗うちらも....フゴッ
木元真実
ソレはダメでしょ
緋山先生
ダメね
白石先生
え、あ、いや、いいよ(*´∀`)
緋山三姉妹
え、いいの❓
見事なハモり。さすが姉妹。 (*´∀`)いいよ、と言ってしまったのはお人好しな自分だか、 後々小さな後悔をすることになる。 そんなわけで今、 ほぼほぼ緋山さんな二人は後ろに。 助手席にはいつもの緋山さんを 乗せて車を走らせ、コンビニに 寄った後に自宅へと帰る。