氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
タナキエル
氷野
氷野
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
氷野
タナキエル
それだけ言うと
タナキエルは
黙って歩き出した。
氷野もその後ろをついて歩く。
氷野
氷野
静かすぎる院内。
すれ違う人も無く、
ナースステーションに
看護師の姿も無かった。
氷野
氷野
窓の外は真っ暗。
取り出したスマホの時間は
99:99を表示していた。
氷野
氷野
タナキエル
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
あれこれ考えていると
タナキエルが不意に足を止めた。
タナキエル
氷野
扉を開けると
部屋の中に
大きなベッドが一つ置かれ
氷野
そこに
一人の女性が
眠っていた。
氷野
近づいて
我が目を疑う。
ベッドに横になっているのは
紛れも無く氷野夕姫自身だった。
氷野
タナキエル
氷野
氷野
言われて氷野は
ベッドで眠っている
自分を見つめる。
氷野
不意に
思い出した。
氷野
タナキエル
氷野
氷野
雨がよく降っていて
視界が悪かった。
それでも、
前方を歩いている人が
赤信号で渡ろうとしているのはわかった。
「あぶない!」
咄嗟に叫んで
押し飛ばして
そして
氷野は
車に轢かれた。
氷野
氷野
タナキエル
タナキエルが
被せるように言葉を吐く。
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
氷野
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
タナキエル
氷野
氷野
氷野
氷野
タナキエルは
無言で頷く。
氷野
氷野
氷野
氷野
氷野
また頷く。
氷野
床にへたり込む。
タナキエル
ため息交じりに言われて
氷野は”確かにそうだ”としか
思えなかった。
氷野
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
スマホを取り出すと
日付は11月11日となっていた。
タナキエル
タナキエル
タナキエル
言ってタナキエルは窓の外を見る。
そこは夜を思わせるような
いや
夜よりも深い闇が広がっていた。
氷野
氷野
氷野
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
氷野
氷野の目に
涙が浮かぶ。
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
氷野
氷野
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
氷野
氷野
言って涙がポタリと落ちた。
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野
氷野
氷野
氷野
タナキエル
タナキエル
パキパキ…
氷野
病室の壁に亀裂が入る。
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエルはポケットから
小さな鍵を取り出す。
氷野
タナキエル
タナキエル
タナキエル
タナキエルがそう言って
氷野の額に
鍵を突き刺す。
氷野
すると
病室の壁は音も無く粉砕し、
ベッドも
ベッドに寝ている氷野自身も、
粉々になって消えて行く。
氷野
タナキエル
氷野
タナキエル
氷野
氷野
外の闇と同化しつつある
タナキエルに向かって叫んだ。
何か言おうと口を開いた
タナキエルだったが
何も言わず口を閉じ
その姿を消した。
氷野
そして
氷野も
闇に飲まれた。
・
・
医者
氷野母親
ノノ
氷野父親
ノノ
氷野母親
ノノ
氷野父親
ノノ
氷野父親
ノノ
医者
ノノ
氷野母親
ノノ
氷野父親
ノノ
氷野母親
ノノ
氷野母親
ノノ
ノノ
・
ピーーーーーーー
・
ノノ
ノノ
ノノ
カラス
ノノ
カラス
ノノ
カラス
ノノ
・
・
・
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