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あすい
あすい
あすい
廃工場
Angel Green
Angel Green
ぼくの名前はグリーン
天界に住む5級の天使だよ
今は魂狩りの途中
ここに魂があるらしいんだけど…
ぼくこういう所苦手なのにぃ…
さっさと魂回収してかえろう…
ねこ
Angel Green
そう思ってた時、突然猫が足にすりついてきた
こんな所に猫…？
Angel Green
Angel Green
ねこ
Angel Green
ねこ
うーん、すぐにここから出してあげたいけど、魂回収があるから…
そのあとに出してあげよう
Angel Green
ねこ
Angel Green
Angel Green
ぼくはその子をなでてから、そのまま抱き上げた
Angel Green
Angel Green
僕は微かな違和感を覚えた
あれ…？た、たしか…
生きてるものって、僕たちに触れられないんじゃないっけ…？
でもこの子はぼくに…
……ていうことは……
Angel Green
Angel Green
ねこ
Angel Green
Angel Green
ねこ
Angel Green
Angel Green
Angel Green
ねこ
僕がそう言うと、その子はぼくの腕から飛び降りて、工場の奥へと走っていった
案内してくれるのかな？
ぼくがそっちに移動すると、その子は大人しく座っていた
Angel Green
ねこ
そこには工事に使う長い鉄の棒とか、板とかが積み重なっていた
Angel Green
ねこ
Angel Green
Angel Green
鉄の棒や板をどかして、その子の体を探す
すると、灰色のしっぽが見えた
これがこの子の体かな？
ぼくがその子の上にのっている板をどかすと、灰色の猫が目を閉じて倒れていた
…おそらくこれがこの子の体だよね
ぼくはその体を抱きかかえようとしたけど
その体には触れられなかった
ぼくが天使だから触れないんだ…
Angel Green
ねこ
その子は、もう死んでしまっている自分の体を見てから
謝らないで、と言うようにぼくの足をぺろぺろと舐めた
Angel Green
ねこ
Angel Green
ぼくは、その子をまた抱えて、空にとびたった
Angel Green
Angel Blue
ぼくが本部に帰ってくると、幼なじみのブルーが笑顔で出迎えてくれた
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
ブルーは笑顔で言った
……ブルーはいつも笑顔なんだよね
仕事が大変なはずなのに、辛い時もあるはずなのに、いつも元気で…
ブルーはぼくの事を仕事が出来るって褒めてくれるけど
ぼくはブルーの方がすごいと思う
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
ブルーはそのままぼくに抱きついてきた
Angel Green
Angel Blue
ブルーはぼくから離れて、自分のデスクに戻って行った
さて、ぼくも仕事しなきゃね＿＿＿
Angel Blue
僕はそう言うと背伸びをした
Angel Green
Angel Green
グリーンもあくびをしながら言った
Angel Blue
Angel Green
Angel Blue
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
僕はそう言って、グリーンの手を引いて部屋をあとにした
次の日の朝
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
( ※寝言 )
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
僕はあくびをしながら起き上がった
ちゅん、ちゅんちゅん…
外からそんな鳴き声が聞こえ、僕は窓を開けた
するとそこには、青いリボンをつけた白い鳩がいた
その鳩は、一通の手紙を咥えていた
Angel Blue
伝言鳩さんっていうのはね、天使たちが互いに伝えたいことを手紙に出すと、この鳩さんがその届けたい人に届けてくれるんだ
あ、鳩はちゅんって鳴かないっていうツッコミはなしで…
Angel Blue
伝言鳩
伝言鳩さんは咥えている手紙を僕に差し出した
Angel Blue
僕に手紙出す人なんて、あんまりいないと思うけど…
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Green
ぼくは腕の時計を見て、ため息をついた
とっくに待ち合わせ時間は過ぎてるんだけど…
Angel Green
Angel Green
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
Angel Blue
Angel Blue
ブルーは慌てながらぐちゃぐちゃになった紙を取りだした
Angel Blue
Angel Green
僕はブルーから渡された紙を読んでみた
紙には、
『岩塊園まで来い。いつでもいいけど来なかったら殺す』
……と書いてあった
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
Angel Blue
僕は震える声でブルーに言った
Angel Green
Angel Blue
そういえば待ち合わせ場所…岩塊園…つまりここにしてたんだっけ…
Angel Blue
Angel Blue
Angel Blue
Angel Green
Angel Blue
Angel Green
う、ど、どうすればいいんだよー！
？
？
僕たちが慌てていると、うしろから声が聞こえた
Angel Blue
Angel Blue
Angel Green
Angel Green
？
？
Angel Green
…ってそれどころじゃない！
Angel Green
？
？
？
たしかにここは霧が凄くて
ぼくも相手の顔が見えなかった
？
？
そう言って、その『影』はぼくらに近づいてきた
コメント
13件
猫に優しいグリーン可愛すぎます！！💕 ブルーに送られてきた手紙の意味も送ってきた人も気になります！！
うん☆神☆もう続きが楽しみ過ぎる!!
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