初兎
-hotoke-
初兎
君は、誰……?
-hotoke-
僕はほとけ!
元気よく答える君
-hotoke-
君は?
いつも人と話すことのない僕は 緊張して上手く喋れない
初兎
ぁ、ぅぁ……
-hotoke-
あ、えーっとゆっくりでいいよ💦
初兎
しょ、う……
-hotoke-
しょうくん?
可愛い〜!
可愛い〜!
-hotoke-
しょうちゃんって呼ぶね!
どんどん進んでゆく話に ついていけない
-hotoke-
僕はね、神社の守り神?
みたいな感じなんだ
みたいな感じなんだ
守り神?意味がわからない
-hotoke-
毎日お参りに来てくれて
嬉しかったんだ……
嬉しかったんだ……
そういう君の顔は儚く見えた
-hotoke-
僕守り神だから神社から動けないんだ
-hotoke-
から、友達も家族もいない
-hotoke-
君の願いは、、
友達が欲しい
-hotoke-
でしょ?
-hotoke-
僕もずーっと友達欲しくて
君のことよく見てたよ!
君のことよく見てたよ!
-hotoke-
仲良くしてくれる……?
初兎
(少し怖いが友達が欲しいのは事実だ)
おどおど返事をする
初兎
うん、
-hotoke-
やったー!
-hotoke-
よろしくね!しょうちゃん
そう言って平然と抱きついてくる君
ああ、友達ってこんな感じなのかな
初兎
よろしく…//
初兎
じゃあ、帰るね
-hotoke-
うん!バイバイ!
初兎
バイバイ?
-hotoke-
また明日〜
2人の声が茜空に響いた
なんだか足取りが いつもより軽い気がする
初兎
🎶
初兎
(明日が楽しみ……)
初めて抱いた気持ちだった






