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小さな蟻の大冒険

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小さな蟻の大冒険

4 - 小さな蟻の大冒険 4話

♥

164

2019年08月01日

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前回のあらすじ

1は無事だったものの、下半身が不自由になってしまった。このままでは歩けないということで、ロボ助が犬用車椅子の蟻バージョンを作った。すると、見事にフィットし歩けるようになった1だった。しかし、この事件のせいで新幹線を逃してしまった。新幹線は次の日乗ることになり、その日は駅で夜を過ごした三匹だった。

次の日

190

おはようございます…。

190

って、まだ早すぎたかな。

190

凄くまぶしいな。

190

外にでも出てみよう。

190は小さな穴から外に出た。

190

それにしても、広い世界だなぁ。

190

はぁ。

190

僕は女王様を助けれるのかな?

1

おはよう❗190❗

190

あ、先輩❗

1

早起きだな。

190

目が覚めてしまって…。

1

そうか。

二匹はまぶしいそうに外を見ていた。

190

僕達、大丈夫ですかね?

1

どうした?急に。

1

女王様は大丈夫だって。

190

いや、そうじゃなくて。

190

僕のことですよ。

1

どういうことだ?

190

また、僕が皆に迷惑をかけちゃうんじゃないかって思って…。

1

迷惑?

190

だって、昨日だって…。

190

僕のせいで、先輩が怪我して

190

さらに、新幹線にも乗り遅れた。

190

全ては僕のせいで…。

1

そんなことでビビるな❗

190

え?

1

そんな、ちっぽけなことで、ビビるなよ。

190

だ、だって…。

1

お前はただ、ビビってるだけなんだよ。

1

お前が冒険行く❗って言った時、俺が感じたことは何か分かるか?

190

な、なんですか?

1

お前の勇気だ。

1

お前は勇気を出して、冒険行くって言ったんだろ❗

1

なら、勇気を出して冒険したら、いいじゃないか❗

190

先輩…。

1

そんな、迷惑だなんて、

1

気にするな❗

190

ありがとうございます❗

1

よし❗

1

それじゃ、気合い入れて、頑張るぞ~❗

190

お~❗

290

1さん❗190さん❗

1

おお❗290も起きたか。

290

そろそろ、新幹線来るっぽいよ。

190

そうなの?

190

情報早いねぇ。

290

ま、ロボ助がいるからね❗

1

じゃ、そろそろ新幹線に乗るか。

190

行きましょう❗

290

お~❗

三匹は新幹線乗り場へ向かった。

しかし、新幹線乗り場は予想以上に遠い。

190

また、人間に引っ付いた方が早いんじゃないですか?

1

いや、人が多いから、人間に引っ付いても落ちる可能性が高い。

290

じゃ、どうするの?

すると、ある虫が飛んできた。

バッタ

やっぱ、ジャンプするのって最高やわ😃⤴⤴

290

ば、バッタだ。

1

そうだ、バッタさんに乗れば早いんじゃね?

190

そうですね❗

1

話しかけてみよう❗

1

あの、すいません…。

バッタ

え?俺?

バッタ

なんか用?

1

あの、俺達蟻なんですけど…

バッタ

そんなん、見たら分かるわ。

バッタ

それより、足どないしたん?

1

ちょっといろいろありまして…。

バッタ

可哀相やな。

290

可哀相なら、僕達の願い、叶えて欲しいなぁ…。

バッタ

上から目線やな❗

バッタ

ほんで、願いってなんやねん。

190

新幹線乗り場に行きたいんですけど

190

僕達、羽が無いし、

190

ジャンプ力もない。

190

だから、僕達を背中に乗せて

190

新幹線乗り場に連れてって欲しいんです❗

バッタ

なんや、そんなことかいな。

バッタ

ほんだら、ええで。

バッタ

連れてってやるわ。

1

ほ、本当ですか❗

バッタ

その代わり、しっかり掴まっとかんと知らんで。

1

はい❗

三匹はバッタの背中に乗った。

バッタ

よーし、

バッタ

行くで❗

バッタ

ジャ~ンプ❗

190

は、早い❗

290

わぁ、楽しい🎶

三匹はバッタのおかげであっという間に新幹線乗り場に着いた。

290

着いたぁ。

190

ありがとうございます❗

バッタ

ええねん、ええねん。

バッタ

そういえば、あんたらこれからどこに行くん?

1

東京です❗

バッタ

東京~❗

バッタ

東京って、めっちゃ人多いで。

バッタ

大阪の方がええで。

190

いや、旅行に行くんじゃないんです。

バッタ

ほんだら、何しに行くん?

190

女王様を助けに行くんです。

バッタ

へぇ。

バッタ

偉いな。

190

助けるのが当たり前ですよ。

190

女王様には感謝しか無いんです。

190

だから、恩返ししないといけないんですよ。

バッタ

恩返しか…。

バッタ

ええな…。

190

何がいいんですか?

バッタ

それは…。

すると、新幹線が来た。

しかも、東京行きだった。

290

あ、乗らなくちゃ❗

1

本当だ❗

190

バッタさん、ありがとうございました❗

バッタ

ええねん。

バッタ

ほな。

190

さよなら…。

290

バイバイ👋

1

さよなら。

新幹線のドアが閉まろうとした。

その時❗

バッタ

やっぱ、一緒に行くで❗

と言うと、バッタが乗ってきた。

190

バッタさん❗

バッタ

俺も一緒に冒険して、女王様を助けるで~❗

1

ありがとうございます❗

バッタ

敬語じゃなくてもええで。

バッタ

後、呼び捨てでええからな。

190

うん❗

バッタも加わり、四匹で冒険することとなった。

一方、女王蟻は学校に来ていた。

俊介

蟻さん、ここが学校だよ❗

女王蟻

へぇ。

女王蟻

蟻の学校とは違うのね。

直樹

よ、俊介。

俊介

直樹❗

直樹

見てみろ❗

直樹

俺のクワガタ。

直樹

凄いだろ。

女王蟻

直樹って誰?

俊介

そんなの、凄くないよ。

俊介

僕はもっと凄い虫持ってるんだから。

直樹

じゃ、放課後見せてみろよ。

俊介

うん❗

女王蟻

クワガタには絶対負けちゃうよ。

先生

さあ、皆さん、席についてください❗

俊介

はーい。

放課後

直樹

それで、虫は?

俊介

これだ。

俊介は蟻を見せた。

女王蟻

ドヤッ

直樹

は?蟻?

直樹

こんなの、どこにでもいるぜ。

直樹

かっこよくも無いし。

俊介

でも、凄くなついてるんだよ。

直樹

貸してみろよ。

直樹は俊介の虫かごを取り上げ、女王蟻を指に乗せた。

俊介

やめてよ。

女王蟻

な、何すんのよ❗

直樹

こいつがなついてんの?

俊介

蟻さん💕とか言ってるんでしょ。

女王蟻

俊介をバカにするなんて、最低ね❗

女王蟻

噛みついてやる❗

女王蟻は直樹に噛みついた。

直樹

痛い❗

直樹

こいつ❗

直樹

窓から投げ捨ててやる❗

俊介

やめてよ❗

女王蟻は窓から外に出された。

女王蟻

ギャーーー❗

俊介

あ、蟻さん❗

俊介

今、助けに行くからね❗

一方、190達は東京に着いていた。

190

ここが…。東京…。

1

人が多いな。

290

栃木は人が少ない方だったの?!

バッタ

いや、東京ぎ多すぎるだけやで。

190

ま、そんなことは置いといて。

190

とりあえず、外に出ましょうよ❗

1

いや待て。

1

人間と同じように歩いてったら、潰されてしまう。

190

そっか…

190

どうします?

バッタ

俺に任せてや❗

1

ば、バッタ?

バッタ

俺の背中に乗ってや。

190

でも、どうやって出るの?

バッタ

あそこに小さい窓があるやろ。

バッタ

あそこの窓から出んねん。

バッタ

そないしたら、人間に潰されることもないやろ。

290

なるほど、いい考え❗

290

よろしく😉👍🎶

190

で、でも、あんな高いところ…。行けるの?

バッタ

おい❗

バッタ

舐めてんのか?

バッタ

俺の力を見せてやるで❗

バッタ

あんたら全員、俺の背中に乗れや❗

1

おう、信じるぜ。

バッタ

行くで~❗

そう言うとバッタは思いっきり跳んだ。

そして、小さな窓から出ることに成功した。

バッタ

よっしゃ~❗

バッタ

ここが東京やで❗

190

やっぱり、人多いな。

1

でも、どこかに女王様がいる。

290

しかも、だんだん近づいて来てるよね❗

190

絶対、女王様を救ってみせるんだから❗

1

そんなん言ってる暇あったら出発しようぜ。

ロボ助

ビビッ❗

290

ロボ助?どうしたの?

ロボ助

ジョウオウサマガカナリチカクニイマス❗

190

ええ❗

190

どこにいるの?

ロボ助

ショウショウオマチヲ❗

ロボ助

ロボ助

ハッケーン❗

190

どこにいるの?

ロボ助

アソコノガッコウデース❗

1

え❗

バッタ

めっちゃ近いやん❗

290

バッタさん、また乗っけて~❗

バッタ

はいはい、じゃ、乗ってや。

290

あざーす❗

1

じゃ、行くよ~❗

1

女王様を助けに❗

190

お~❗

290

お~❗

ロボ助

オ~❗

バッタ

お~❗

この時は誰も予想していなかっただろう。

ここからの冒険がハードになるなんて…。

皆がバラバラになるなんて…。

思ってもいないだろう。

次回へ続く

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