私は幼い頃から
目が見えませんでした
目が見えないせいで
いじめられました
石を投げられたり
足を引っ掛けられ 転ばされたり
怪我を沢山負いました
それでも 私は
痛いとか 苦しいとか
そういう感情は ありませんでした
ある日
私のクラスに 転校生が来ました
目が見えないため どんな人なのか わかりませんでしたが
とても 優しい声でした
その人は 私ばかり 相手にしてくれました
助けてくれました
それで 私はその人に
恋心を 抱くようになりました
目が見えなくても 構いません
しかし その人は私と同じ 男の人
好きになってくれるかは わかりません
そんな私の考えを 読んだのかもしれません
俺と一緒に 来ないか?
彼は 私にこう言ったのです
私は どういうことなのか わかりませんでしたが
とても 嬉しかったことを 覚えています
今になっては 恥ずかしいお話です
私は 目が見えませんが
心の目を使って 見えるように なりました
彼の姿も 見えます
今が私にとって とても楽しい時です
彼がいてくれて よかった
コメント
44件
サガさんの記憶で間違いない。
サガさんだ〜!