テラーノベル
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ようやく6限目が終わる。
いつもはするりと入る先生達の話も今日は何も入らなかった。
むしろ、すり抜けていくばかりだった。
Lan
Suchi
Mikoto
Mikoto
Suchi
Ameno kosame
Hima natu
Ilm
「やっぱりみこちゃんは俺を好きじゃない」
そう何度も思ってしまう。
女の子の誘いを断らなかったってことは、俺は恋愛的対象に見られていないということ。
ただその事実だけが、俺の心に深く傷をつけたように思えた。
息がしづらくなっていく。
「行かないで」
そう言おうと思っても、喉にその言葉がつかえ、出てこない。
むしろ、出てくるのは__
Suchi
Mikoto
否定ではない、賛成寄りの言葉ばかりだった。
それを不安そうに見つめる視線が少し嫌になる。
不意にまた、みこちゃんには振って欲しい。
そんな欲望が膨らんでいく。
泣きたくなる声を押し殺し、口を真一文字に紡ぐ。
Suchi
Mikoto
Lan
Suchi
Ameno kosame
俺は急ぎ足で、教室を後にした。
もしあのままあそこに居れば、泣き出してしまいそうだったから。
他4人は、俺の背中を追うようにこちらに走って来ていた。
1人、みこちゃんを置いて。
Ilm
Suchi
Ilm
Ilm
Suchi
不器用のようでしっかりと芯が通っている言葉。
そんな言葉を並べれるいるまちゃんを改めて凄いと感じる。
「気持ちを伝える」
……ごめんね、
今の俺には到底、無理そうだ。
靴箱に持たれていた背中を離し、らんらん達の元へ向かったいるまちゃん。
少し独りの時間が欲しかった俺を気遣ったのかもしれない。
Suchi
少し鞄の中を探るが、みこちゃんにいつかあげようと思っていた
王冠のネックレスがなくなっていた。
……どっかで落としたのかな、
Hima natu
Suchi
Suchi
Hima natu
何となく、今は
「みこちゃんにあげるネックレス落としたから取ってくる」
なんて、口に出来なかった。
それは、自分の弱さが原因なのをはっきりと示していた。
俺は暇ちゃんの言葉を気がずに走り出した。
走るのを禁止されている校舎で。
西日が当たる校舎をゆっくりと歩いていく。
夕日の光が暖かく俺を包み込み、慰めているかのようだった。
人気がない校舎は何となく、心地が良かった。
静かな空間に、足を進める俺だけの足音が響いていた。
そんな所に、何かが反射してキラリと光っている物が見えた。
近づいてみると床に落ちていたのは、みこちゃんに送ろうと思っていたネックレス。
そのネックレスの前まで行き、屈む。
そして大事に取ろうとした時__
ずっと前から みこと先輩のことが好きでしたっ!!
もし良ければ、 付き合って下さいっ!!
みこちゃんの1つ年下の後輩の女の子の声。
そして、そんな子の口から聞こえてくるのは"みこちゃん"という名前。
そう聞こえ、拾おうと伸ばした手が止まる。
鼓動が早まる。
動悸がとまらず、手が震え始める。
聞きたくなかった言葉と声。
強く胸を締め付けられる感覚が、ただ自分の中で痛いほどに実感していた。
気付かずに涙が溢れはじめる。
もう、限界だった。
やめたかった。嫌だった。
疲れた。
なんで貴方は気づいてくれないの。
気づいてよッ───。
Suchi
勢いよく王冠のブレスレットを手に取り、走り出す。
大きな足音が、廊下全体に響き渡る。
きっと、みこちゃんにも聞こえてしまっているだろう。
けど、そんなことはもうどうでも良くて、
ただサヨナラしたかった。
辛くて苦くて痛くて、どうしようもない感情と。
14話 行き場の無い感情 _ 𝐟𝐢𝐧𝐢𝐬𝐡
コメント
22件

ああああうあぁ 新作出て突然え?ってなってたら見てないのあったぁぁぁぁ 神すぎる神すぎた死んできた(
すみません😭😭😭 まじで低浮してましたああ こんな素晴らしい作品が 進んでいたのにもったいない! 馬鹿すぎる。まじ叫ぶ😱 🍍🦈はもうなんとかなって よかったよおお!!! 🍵くん😭大丈夫よお、、 きっと告白されて👑ちゃんは 自分の本当の気持ちに 気づいてるはず! てかこれ🍵くんは 家に向かってるのか? だとしたら4人に会っちゃうけど それともサヨナラって屋上 からみたいな?! 恋愛とサヨナラ人生とサヨナラ どっちなんだああ!!! 恋愛であってくれ😭 きっと報われるさ🍵くんよ
わぁぁぁ、、、いや、🍵くん、、早まらないでね、?👑くん、「好きな人がいるから」って言って告白断っても……、🍵くんにとってはショックなんだろうなぁ…、、 続き楽しみにしてます!