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67
ミニョ
50
うさぎとこうもり。🐰🦇
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第十九話
『資料室の目撃者』
START
大我
京本先輩が顔を覆っていた両手をパッと離し、真っ赤な顔のまま、慎太郎たちに向かって声を張り上げた
その表情は恥ずかしさで爆発しそうなのに、どこか強い決意を秘めているようにも見える
大我
大我
先輩はそこまで言うと、一歩俺の前に踏み出すようにして、俺のブレザーの袖をぎゅっと掴んだ
そして、ジェシー先輩たちを上目遣いで牽制するように、少し尖らせた唇で言い放つ
大我
大我
北斗
予期せぬ先輩からの『俺の北斗』発言と強烈な独占欲に、今度は俺の心臓が跳ね上がった
一気に顔に血が上り、頭がどうにかなってしまいそうになる
そんな俺たちの様子を見て、図書室の空気は一瞬できらきらとした爆発を見せた
ジェシー
樹
ジェシーが手を叩いて大爆笑し、樹がニヤニヤしながら俺の肩を小突いてくる
ド直球を投げた張本人の慎太郎は、『俺、天才じゃね?』と胸を張って満足げに鼻を鳴らしていた
先輩は俺の袖を掴んだ手にきゅっと力を込めながら、まだふいっとそっぽを向いている
その横顔があまりにも愛おしくて、俺は周りの目が一瞬だけ気にならなくなるくらい、ただただ胸がいっぱいになっていた
樹
樹がこれ以上ないくらいニヤニヤした顔で、俺の肩を肘でツンツンと小突いてくる
ジェシー
ジェシー
慎太郎
ジェシー先輩と慎太郎に左右挟まれて、代わる代わる背中を叩かれた
京本先輩の「俺の北斗」という言葉の破壊力だけでも限界だったのに、3人からの容赦ない『ラブラブ』攻撃に、俺のキャパシティは完全にオーバーしてしまう
北斗
言い訳なんて何も出てこない
ただただ顔が熱くて、ブレザーの襟元を引っ張ってどうにか顔を隠そうとするけれど、耳まで真っ赤になっているのは隠しようがなかった
俺がもごもごと俯くと、隣で俺の袖を掴んでいた京本先輩が、ふふっと嬉しそうに小さく笑った
そんな俺たちの様子を見て、満足げに笑っていた樹先輩が、ふと図書室の奥の方へと視線を巡らせる
樹
樹
樹先輩のその言葉に、慎太郎が『あ、忘れてた』と頭を掻き
ジェシー先輩も『どこ行ったんだろ〜?』と辺りを見回した
その時だった
ガラッ...
図書室のさらに奥にある、薄暗い資料室の引き戸が、静かに開いた
髙地
これ以上ないくらい気まずそうな顔をして姿を現したのは、大きな辞書を抱えた髙地先輩だった
大我
北斗
樹
ジェシー
慎太郎
俺たち5人の動きがピタッと止まる
髙地先輩は、俺と京本先輩の方をじとーっとした目で見つめてきた
髙地
北斗
俺の口から、今日一番の変な声が出た
大我
京本先輩も目を見開いて、完全にフリーズしている
髙地先輩は抱えていた辞書をドサッと机に置くと、頭をガシガシと掻きながら、呆れたように苦笑いを浮かべた
髙地
髙地
髙地
髙地
樹
すかさず樹先輩が反応して、目をギラリと輝かせる
樹
髙地
墓穴を掘った髙地先輩が慌てて口を抑えるけれど、もう遅い
慎太郎とジェシー先輩が『何があったの!?』『教えろ高地ー!』と、さっき以上の大音量で髙地先輩に詰め寄り始めた
大我
大我
京本先輩が真っ赤になって止めに入ろうとするのを、髙地先輩は『俺は被害者だからな!』と笑いながらひらりとかわす
もういよいよ逃げ場がなくなった俺は、完全に両手で顔を覆って、図書室の机に突っ伏すことしかできなかった
♡ 💬 待 っ て ま す !
コメント
7件
まじでえぐいレベルの天才ですか貴方は‼️ ほーんとに尊いんだが‼️‼️もうありがとう‼️
ちょーっと高地そこ変われ(((( 後じゅりの「ごちそうさまです」には100回頷いて共感するわ。 ほんとごちそうさまでs((((
ひゃあ〜〜〜!!😍💕💕 第20話、最高すぎるやつきたよ!! もうね、京本先輩の「俺の北斗とらないでね?」が破壊力ありすぎて、こっちまで照れるわ!!笑 そしてまさかの高地先輩が最初から資料室にいたっていうオチ!「出すに出づらかった」ってw 気まずすぎて面白いし、みんなでワイワイしてる空感が青春だね〜🌸 このラブラブ空間にずっと閉じ込められてた高地先輩、マジで不憫だけどなんか笑っちゃった😂💕 続きも早く読みたいよ〜!