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クリスマスプレゼント

和泉舞白

クリスマス限定短編

(2022年のクリスマスは休日ですが、設定上平日のクリスマスになってます)

掃除終わりの換気されて寒い教室、

一応扉は閉まってるはずなのに、 ものすごく寒い風が吹いた気がした、

宮野涼帆

え、?

私の思考はたったの一言で 停止してしまった、

「だから、俺ら、別れよ、」

目の前にいる彼氏である男の子は 他に好きな人が出来たから別れたいと言ってるらしいけど、

言葉は耳に入っているはずなのに、

頭の中では理解ができない、 意味が全く分からない、

宮野涼帆

っ、、

ついこの前まで、

大好きだって言ってたはずなのに、

やっと理解が追いついた頃には 目から雫が零れ落ちる、

「まぁ、そういうことだから、 じゃあ、」

私の顔などひとつも見ずに、 教室を出ていく元彼氏、

どうしようも出来ずに頬を伝った涙を拭っていたら、

ガラッと扉が開く、

元彼かな、

だとしても私に話すことはもうないだろう、

宮野涼帆

あ、

まずい、

教室に入ってきたのは元彼氏ではなくて、

クラスのムードメーカーでモテる男の子、深澤辰哉くん

深澤辰哉

あれ?1人?

宮野涼帆

ぅ、うん、

深澤辰哉

もしかして、泣いてた、?

宮野涼帆

、、泣いて、無いです

何となく言いふらされたら嫌だなって思って、強がって嘘をつく、

宮野涼帆

深澤くんは何しに、?

深澤辰哉

あー、

深澤辰哉

マフラー忘れてたから取りに来てね

そう言って自分のロッカーからマフラーを出してくる、

宮野涼帆

そうなんだ、

深澤辰哉

ね、一緒に帰らない?

宮野涼帆

え?

深澤辰哉

お互いひとりなんだからいいじゃんか〜

宮野涼帆

別にダメとは言ってないけど、

深澤辰哉

じゃあいいんだね

深澤辰哉

よし!じゃあ行こっ!

宮野涼帆

え?ちょ、!

深澤くんは私の腕を取り教室を出る、

彼の手は外から入ってきたからか冷たかった

学校を出てすぐにある駅前に来る、

私は駅には用はないけど、

深澤くんに連れられるまま 駅の前にある小さな公園に入る

深澤辰哉

あ、ちょっとまってて

宮野涼帆

え?あ、うん、

いきなりどこかへ立ち去った深澤くん、

私はふと、さっき振られた時の言葉を思い返してしまう、

「他に好きな人が出来たから、 涼帆とこれ以上付き合えない、」

「別れたい、」

思い出せばさらに苦しくなって、

また涙が出そうになる、

そんな私の頬に、

宮野涼帆

わっ、

暖かい、というか結構熱めの 缶のような何かが当てられる

反射的に頬に当てられた物体を掴む、

宮野涼帆

深澤くん?!

深澤辰哉

暖かいっしょ?

宮野涼帆

うん、ちょっと熱かったかも

深澤辰哉

わりぃわりぃ

宮野涼帆

けど、ありがと、

深澤辰哉

ん、

そう言ってちょうどいい暖かさになったコーンポタージュの缶を受け取る

深澤辰哉

そういえばさ、

深澤辰哉

今日クリスマスらしいよ、

宮野涼帆

え?

クリスマス、

今の私には少しダメージの大きいワード、

深澤辰哉

なんかちょーだいよ

宮野涼帆

はい?

深澤辰哉

俺にクリスマスプレゼント

深澤辰哉

なんかちょーだい

宮野涼帆

なんかって、

宮野涼帆

私なんにも持ってないよ?

深澤辰哉

じゃあさ、

深澤辰哉

1個俺のお願い聞いて?

宮野涼帆

お願い、?

深澤辰哉

俺が今から言うこと、すること、

深澤辰哉

全部受け入れて

そう言って深澤くんは自分に巻いていたマフラーを解き、

私にふんわりと巻き付ける、

深澤辰哉

俺の彼女になって

宮野涼帆

っ、!!

まるで深澤くんの言葉では無いように聞こえた、

あんなにモテて、あんなにクラスで人気な深澤くんが、

ましてや深澤くんは私に彼氏がいたことは知っているはず、

なのに、どうして、

深澤辰哉

俺さ、

深澤辰哉

立ち聞き、じゃないけどしちゃっててさ、

深澤辰哉

たまたまマフラー取りに教室行ったら

深澤辰哉

涼帆ちゃん振られてるし、

深澤辰哉

ずっと片想いしてたのに気づいてくれないし、

深澤辰哉

こういうのを利用しなきゃ告白できないけど、

深澤辰哉

涼帆ちゃんのことすげぇ好きだから、

まっすぐ私の目を見て話してくれる 深澤くんに、

心を惹かれる何かがあった

けど、

宮野涼帆

その、でも、

深澤辰哉

別れたばっかで気持ちが落ち着いてないのはわかってる

深澤辰哉

だからせめて今は、

深澤辰哉

俺の隣いて、

深澤辰哉

静かなのが落ち着かないなら

深澤辰哉

ただひたすらに俺の話を聞いていて欲しいし、

深澤辰哉

落ち着くまでいくらでも誰の愚痴でも聞いてあげるし

少し冷えた風が吹く公園で 暖かい目線で私に話してくれる、

言葉までもが暖かくなって、 寒い空間なはずなのに落ち着く空間で、

深澤くんの人の良さを改めて知る、

深澤辰哉

俺は、涼帆ちゃんのためなら何でもしたいから、

深澤辰哉

今日だけは、

深澤辰哉

一緒にいて

深澤辰哉

それが俺の欲しいクリスマスプレゼント

宮野涼帆

そんなのでいいの、?

深澤辰哉

俺はこのコンポタとマフラーあげるからね

宮野涼帆

え?貸してくれてるのじゃなくて?

深澤辰哉

あげるよ

宮野涼帆

ダメだよ!深澤くん寒くなっちゃうし、!

深澤辰哉

涼帆ちゃんが温まってくれてるならそれでいいよ

同い年なはずなのに大人の余裕を感じる私はきっと見えてるものや感じてるものが麻痺してるのでは、

そう思うほどだった、

深澤辰哉

さーてとっ

深澤辰哉

クリスマスらしくないクリスマスだけど

深澤辰哉

メリークリスマスってことで乾杯

深澤くんは暖かいコーヒーを片手に私に乾杯を求めてやってきた

宮野涼帆

乾杯

深澤辰哉

今は無理かもしれないけど、

深澤辰哉

来年のクリスマスまでには涼帆ちゃんが俺の彼女になってることをお願いしなきゃね

宮野涼帆

来年って早過ぎない?

深澤辰哉

そう?

深澤辰哉

お願いは早いうちに声に出さなきゃね

宮野涼帆

そうだね

いつの間にか元彼のことなんか忘れて

2人だけのこの空間を 2人だけのペースで楽しんでいた

深澤辰哉

あ、そうだ、

深澤辰哉

明日、予定ある?

宮野涼帆

え?

宮野涼帆

多分、無いけど、

深澤辰哉

じゃあさ、

深澤辰哉

俺が涼帆ちゃんを落とせるチャンスとして、

深澤辰哉

一日デートしようよ

宮野涼帆

え?

宮野涼帆

一日って明日も学校だけど、?

深澤辰哉

午前だけじゃん?

宮野涼帆

そうだけど、

深澤辰哉

一日かけて涼帆ちゃんが俺を好きになるように計画するから!

深澤辰哉

女の子も男の子も呼んじゃダメだよ

宮野涼帆

わかった

深澤辰哉

じゃあ楽しみにしてて

深澤辰哉

あ、

深澤辰哉

“財布は家に置いてきてね絶対”

言えないよ、

彼氏に振られて別れてたった数時間で、

既に深澤くんに落ちてるかも、 だなんて、

END

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