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紗友

あれ?

紗友

優介?

優介

紗友?

優介

目を覚ましたか……!

優介

良かった…

紗友

優介……

優介はどこか違和感を感じた

優花

良かった

優花

目を覚ましてくれて…

優介

あぁ…

紗友

ありがとう。二人とも

優介

優花

紗友

私のために色々してくれて

優花

紗友?急にどうしたの?

優介

美紗さん。紗友はどうしたんですか?

美紗

………

紗友

……私、記憶が戻ったよ

優介

優花

二人は紗友の言葉を聞いて驚いた

優介

ほ、本当に記憶が戻ったのか……?

紗友

うん……!

優花

よ、良かった……

優花はその場に座り込んで泣いた

優介

み、美紗さん……

美紗

うん……!

紗友

みんな、ありがとう………!

紗友は泣きだした

紗友

私を支えてくれて……

紗友

色々迷惑かけちゃったね……

紗友

ごめんね……

優介

ううん。そんなことない

優介

紗友が記憶を戻してくれて良かった

優花

そうだよ

優花

謝ることなんてないよ

紗友

ありがとう………!

優花

でも何で記憶が戻ったんだろう?

紗友

………

紗友

それは多分、優介の言葉が私に届いたからだと思う

優介

俺の言葉?

紗友

そう。優介との約束

そして紗友は微笑んだ

数時間後、紗友は退院できた

そして美紗以外の三人は宿に戻った

紗友

せっかく二人が連れてきてくれたのに、こんなことになっちゃって

優介

いや、これでいいんだよ

優花

そうそう

優介

また、三人で来ような

紗友

うん!

優花

そうだね!

忘れゆく君と、守りたい僕の約束

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