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武永
武永
武永はいまだに眠っている神崎を見下ろす。
武永
武永はロッカーの奥に置いてあった注射器を取り出した。
素人で申し訳ないが、神崎がまだ目を覚まさないようにするための薬だ。
武永
外はすっかり暗くなっている。
そろそろ、行かねば。
素人でありながらも、手際よく神崎にくすりを投与すると、武永は窓の外に出て注射器を投げ捨てる。
常識的に考えて、窓からのポイ捨ては論外なのだが、これから行うことは、もっと常識から外れたことである。
それに比べたら、屁でもない。
武永
武永はスタジオへと向かう。
予定通り、パネラーの面々は目を覚ましたようだ。
ちょうど、パネラーからは死角の位置にあるブースの中で、武永は番組の収録を見守った。
収録が始まったのは深夜の0時ちょうど。
しっかりと時間を守る辺り、実にRYUSEIらしい。
武永
武永
武永
武永
ここに集められた人間には、ある共通点がある。
九十九、長谷川、茜、眠夢、凛の5人。
そして、橘、柚木、数藤の3人。
彼らはそれぞれ別々の共通点によって集められた人間である。
武永
ブースの中で色々と思案にふける武永をよそに、番組は進行し、橘の犯罪が暴かれた。
武永
武永
犯罪を暴かれた人間は降板する。
逆な欺いたら犯罪者は降板とならず、他のパネラーが死ぬ。
このルールは一定の緊張感を持たせるための設定であり、はなから武永はグループA……九十九をはじめとする5人を殺すつもりはない。
武永
武永
武永
番組は終了し、そしてパネラー達はスタジオを出て行く。
犯人として指名された橘も、フラフラとした足取りでスタジオを出て行く。
それを見て、ブースを出ようとすると、RYUSEIが慌てた様子で駆けてきた。
RYUREI
RYUREI
武永
武永
RYUREI
武永
武永
武永
RYUREI
RYUREI
武永
RYUREI
RYUREI
RYUREI
そう言い残すと、RYUSEIは頭を下げる。
武永
武永
流星
流星
流星
流星
武永
武永
その言葉に無言で頷くと、RYUSEIはスタジオの外へと行ってしまった。
武永
武永は自分に言い聞かせるかのごとくつぶやくと、ナイフを手に歩き出した。
――クイズ 誰がやったのでSHOW。
これが本当の意味での幕開けであった。