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日記
7月28日(僕が起きた日)
今日、僕が記憶喪失と言われた日から日記を書くことにした。 僕が起きた時、病室には2人のメンバー?という方が来られていた。けど、僕には心当たりがなく人見知りである僕は少しずつ情報を集めることしか出来なかった。こういう時、人見知りである自分に腹が立つ。 ママもとても驚いていた。僕が記憶喪失になって、「大切」と言っていたメンバーの方々のことを忘れていたから...。 でも、机に置いてあるお見舞いを見て、皆さんと一緒にいて、とても良い方たちということはわかった。一緒にいて安心感もあるし、僕を大切にしてくれていたことが言葉から伝わった。そんな方たちのためにも精一杯の笑顔を作り、必ず思い出すんだ...
8月2日(退院日)
今日は退院の日。 数日間リハビリをし、ちゃんと歩けるようになった。リハビリ中に看護師さんから言われた「退院」という言葉に毎回反応した。まだ僕は記憶喪失のまま。仕事を続けたいと言ったのにこのままじゃ迷惑をかけるだけなんじゃないか、ファンの方を失望させてしまうんじゃないか...。 そんなことを考え続けているともう退院の日になった。やっぱり記憶喪失のまま、仕事をするのは気が引ける。でも、皆さんの言葉に背中を押されたのは事実。皆さんと一緒なら、なんでも出来るんじゃないかなって思った。こんな僕でも、前の僕みたいになれるんじゃないかなって...。でも、僕は心配させたくないから、ずっと作り笑顔。こんなんじゃいつまで経っても前に進めないな...(笑) 僕がママと一緒に病室を出たあと、ママには先に行ってもらって少しだけ病室の前にいた。皆さんの本音が聞けると思って。僕の考えは合ってた。皆さんは僕のことについて話してた。その時、僕が作り笑顔を作っているのを見破られていたことを知った。僕は皆さんと長い間いたみたいだから、そんなことぐらいはバレてるみたい...(笑)僕はダメだなぁ、完璧にしないといけないのに...。結局、皆さんを心配させてる。今度からはもっと、自然体に...
8月9日🌹(今の僕にとっての初仕事)
この日は僕にとって少し良い日。 朝、舘さんと会って少し気まずいなって思った。そしたら、舘さんから家に来てくれる?っていうお誘いをされちゃった。最初はあまり知らない人と2人っきりってのは、僕には難しいなって思ったんだけど、思い出すためならって思ってその誘いを承諾した。 その後の仕事も僕にとって災難ばっかりで...。あんなに距離近いなんて、僕には難しかったかも。写真見返したら、あんまり笑えてなかった...。やっぱりすごく大変なことをやろうとしてるんだなってそこで確信した。皆さんの心配の声をもう聞きたくない...。 その後、舘さんの家に行った。舘さんは僕の気持ちの1部をわかってくれる人だった。すごく心強かったし、とっても安心した。僕は舘さんの胸の中で泣いちゃった。その後起きたら頭痛とともに舘さんのことが思い出せたんだ!自分でもびっくり!でもこれで1歩前進できたような気がした。
8月10日
この日は僕の記憶喪失をどう直そうか話し合う日だった。 僕には舘さんという心強い人がいたけど、やっぱり呼吸が浅くなる。あまり知らない人がたくさんいるのは、胸が苦しくなる。そういう時、舘さんが察して手を握ってくれる。その優しさがまた僕の心に染みるんだ...。どんどん今の僕が嫌になってく。 皆さんが真剣な話をして、どういうふうにすればいいかだいたいわかったみたい。でも、それは僕との思い出を自然にもう一度やるっていうとっても難しいものだった。記憶を忘れている僕にとって、皆さんとの思い出なんて検討もつかない...。どれだけ僕は皆さんに迷惑をかければ気が済むんだろう...。
8月14日(2回目の仕事)
この日は」『それスノ』というバライティー番組の収録日だった。僕は正直行きたく、なかった...。 皆さんの話を聞きながら、こういう方なのかなと曖昧でありながらも理解し、それを言葉にした。でも、それを繰り返しているだけで頭がクラクラしそうだった。どうにか繋ぎ止めて、どうにか前の僕に近づけるように...。でも、無理だったかもなぁ...(笑) スタッフの方々の何人かは僕の今の状態を知っているみたいで、あまり僕の方に話題は振られなかった。内心ホッとはしていたけど、上手くいったかどうか分からない。1週間後ぐらいに放送されるみたいだから、皆さんのコメントを見てみよう...。
8月22日(放送日の翌日)
今日はコメントを見る日。起きてからこの事で頭がいっぱいだった。見るのに数分、時間がかかった。その後、僕は思いきってコメントを見た。 そのコメントはどれもいいものばかりだったけど、ところどころ僕のことを心配しているコメントをあった。 やっぱり完璧にはできなかった。コメントはどれも優しい言葉ばかりで、胸が苦しくなった。こんなに優しくしてくださるファンの方に応えられない、完璧にできない自分が嫌...僕はその日、泣いた。 そんな時、阿部さんから連絡が来た。簡単に言えば、勉強会のお誘いと僕の記憶喪失を良くする方法を一緒に考えたいというものだった。僕は少し悩んだが、このチャンスを無駄にしたくなかったからお誘いを承諾した。 今の自分の本音や気持ちは誰にも伝えない...。そうすれば、誰にも迷惑がかからないって思った。
8月24日📗
今日はいい日になった。詳しく言えば、昨日だけど...。阿部ちゃんの家で寝ちゃったんだぁ (笑) 今日、僕は阿部ちゃんのことを思い出した!阿部ちゃんは僕と一緒に泣いちゃった(笑)これで2人目...。順調な方かな...?思い出す時はいつも頭が痛くなる。今回は舘さんの時より痛みが増してた。次も痛みが増すなら、耐えられないかもしれない。良いことに悪いことが重なったら、それはどっちなんだろう...。まぁ、そんなこと考えてる暇ないね。とりあえず、頑張ろう...!
8月25日(学校再開の日)
この日は楽しい日から悲しい日に変わった。 学校が再開した日、友達に会うのがすごく楽しみだった。久しぶりに謙杜くんと駿佑くんに会った!一緒に1日中話してすっごく楽しかった! なのに、○○くんから呼ばれたあとは苦しみしかなかった。僕はいじめられていることを知った。ジャニーズに関しての記憶が無い僕にはいじめの記憶も消えてたんだ...。僕はその痛みからその場から数分動けなかった。 そんな時...駿佑くんが、来てくれた...。僕は事情を駿佑くんに話した。駿佑くんは僕を家まで送ってくれた。改めて駿佑くんはすごく優しいなと思った。今、日記を書いてる時もまだ体が痛い。学校に行きたくなくなっちゃった。でも、前の僕はこれをずっと耐えてたんだよね。前の僕に戻るためには、これぐらい我慢しなきゃ...。
8月26日
僕は衝撃なことを言われた。 どうやら、駿佑くんが先生にいじめのことを言ってくれたようで〇〇くん達は少しの間停学になったらしい。僕は少しホッとしたが、それも束の間だった。 〇〇くんから「今度は謙杜をいじめるから」ってメールが来た。それだけは嫌だったから、「やめて」って言ったら...。「じゃあ俺たちの停学が終わる最後の日にここに来い、来なかったらこれからあいつをいじめる」って言われて、本音は行きたくなかったけど謙杜くんは守りたい人だから...承諾した。その日が来るのがとても怖い...。誰か頼れる人を呼ぼうかな...。阿部ちゃんか舘さんを呼ぼう...。一応のために、証拠のために。
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次回に続く
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コメント
7件
なにわの日だー
うわぁぁぁ、、続き楽しみです💗🕊🤍 頑張ってください!!