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ヨウタの父と別れたハカセ父は、体育館にあった更衣室まで戻ってきた。
ロッカーにはいまだにつっかえ棒がされたまま。
そっとつっかえ棒を外すと、ホルスターから拳銃を引き抜く。
もし、相手が目覚めていたら面倒だ。
そうなった時は、この拳銃で脅すしかないだろう。
しかし、そんなものはハカセ父の杞憂に終わる。
開け放ったロッカーでは、トランクスに肌着の男がいまだに気を失ったままだった。
ハカセ父
エターナル・コウタ・ブリザード。
これを受けた者は死ぬ。
嫌な予感が頭をよぎったが、とりあえず呼吸をしていることを確認して、胸をなでおろした。
ハカセ父
ハカセ父はスマートフォンで写真を何枚か撮影すると、ロッカーを閉め、改めてつっかえ棒をする。
ハカセ父
ハカセ父は拳銃をホルスターに戻すと、改めてスマートフォンに向き合った。
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父は先ほど撮影したばかりの写真を貼り付ける。
セイヤ母
セイヤ母
セイヤ母
続いてハカセ父に送られてきた、男の正体。
ハカセ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父の中では、少しずつ事件の全貌が見え始めていたのだった。
どこでなにをしていても落ち着かない。
自分の息子がとんでもないことに巻き込まれているのだ。
当たり前のように日常を過ごすことは不可能に近かった。
ハカセの父からの連絡が途絶えてしばらく。
気を紛らわせるために始めたキッチンの掃除は、延々とシンクの中を擦るばかりで、全く進まなかった。
かたわらに置いていたスマホに飛びついた。
セイヤ母
メールには、ハカセ父からの指示と、書き込んで欲しい内容が書いてあった。
それに何度か目を通したセイヤ母は、メール画面を開く。
セイヤ母
セイヤ母
ツヨシ父
ゴミ母
セイヤ母
セイヤ母
シズカ母
セイヤ母
レイ母
ヒメ母
イチカ母
グループメールでは、参加しているが発言していない保護者が多くいた。
内部からの情報ということで、ここでようやく発言を始めた保護者が見受けられた。
セイヤ母
セイヤ母
セイヤ母
セイヤ母
セイヤ母
ツヨシ父
ツヨシ父
セイヤ母
セイヤ母
ゴミ母
セイヤ母
セイヤ母
レイ母
セイヤ母
ヒメ母
セイヤ母
セイヤ母
ツヨシ父
セイヤ母
セイヤ母
セイヤ母
セイヤ母
ゴミ母
ゴミ母
セイヤ母
セイヤ母
ハカセ父の指示通りにメールを送ると、小さく吐息を落とした。
これでやれるべきことはやったはずだ。
しかし、どうにも落ち着かなかった。
セイヤ母
セイヤ母
危険だからと、学校には向かわないように、ハカセの父から釘を刺されていた。
しかしながら、そう簡単に割り切れないのが親心というものだ。
特に女手ひとつで育てた息子になにかあったらと思うと、やはり居ても立ってもいられない。
セイヤ母
セイヤ母
セイヤの母は自分に言い聞かせると、準備を始めるのだった。