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リクエストいいですか!? 17話~20話のラウールの体調不良の渡辺バージョンお願いしたいです 出来ればゆり組で❤️💙 お願いします!!
いつも、楽しく読ませてもらってます!
ピピピ…ピピピ…
ーカチッ
ラウール
布団にくるまったまま、うぅ゛、と小さく唸る。今日は、朝早くからグループでの仕事があった。それから暫くベッドの上でダラけた後、ようやく重い身体を起こして、男子高校生にしては少なめの朝食を流し込んで家を出た。
ラウール
歩きだしてすぐ溜息をつく。
それもそのはず、最近ラウールはほとんど眠れていなかった。
授業を受けて夜遅くまで、ダンスレッスンに収録撮影、写真撮影。帰ってきてからは勉強。それに加えて家の手伝いやその他諸々…結局毎日寝れるのは日付が変わってからで、当然疲れが取れるわけではない。
ラウール
やけに、熱のこもった咳が出る。風邪でも引いたかな、それならマスクはした方がいいか…。
ぼーっとした頭でそんな事を考えながら、ラウールは事務所までの道のりをフラフラと歩いていた。
目黒
大丈夫?と楽屋に入るなりそう声を掛けてきたのは目黒だ。
ラウール
目黒
今日は、せっかくの目黒との二人だけの撮影何がなんでも目黒と一緒に出たいというラウールの意地があった。
ラウール
こんな事を言ってしまったラウールだったが、結局ハードな収録撮影も最後まで参加した。
しかし、流石に風邪気味のその身体には相当な負荷で、収録が終わった瞬間にものすごい倦怠感に襲われた。
ラウール
そうは思っても、こんなところで急にしゃがみこんだりでもしたら間違いなく注目の的だ。それに先程から、風邪気味のラウールを心配しているのかちらちらと様子を伺う目黒の視線もある。
目黒
ラウール
そっけない返事だっただろうか。ごめんねめめ。しかし今のラウールは気の利いた返事ができるほど頭が働いておらず、正直はやく横になりたくて仕方なかった。
ラウール
バイバイと目黒にひらひらと手を振ったラウールは、次の現場の楽屋までの道のりを重い足取りで、行くのだった。
そして次の楽屋に着くなり、ラウールは机に突っ伏して大きく溜息をついた。
深澤
ラウール
せっかくふっかさんが、話し掛けてくれたのにそれには「まぁ、そんなとこ」と軽く返し、顔を上げることはない。
ふっかさんとの収録撮影中も、話が全然入ってこなかった。
下を向いていたい気持ちを必死に抑え、眉間に皺を寄せながら撮影を続けた。
深澤
深澤
気づいたときにはもう収録も終わっていて、隣から自分の名前を呼ぶ声。
ラウール
いつもの楽屋に戻れば、僕とふっかさん以外のメンバーが揃っていた。
ぞろぞろと皆が机を合わせ、ラウールの席の周りの席に腰掛ける。
席 照 ふっか ラウール 目黒 こーじ 机 阿部 佐久間 翔太 舘様
おもむろに弁当箱を開ければ、いつもと同じ量のはずなのに、なぜかすごく多いように感じてしまう。
向井
渡辺
深澤
話し声が聞こえる。だが、ラウールはそれどころではなかった。
ラウール
お腹は空いているはずなのに、食べ物が喉を通っていってくれない。だからといって無理に食べようとすれば嘔吐きそうになってしまう。
佐久間
佐久間
とうとう佐久間くんに指摘されてしまい、それを聞いた他のメンバーもラウールに視線を向ける。
向井
ラウール
岩本
ラウール
深澤
ラウール
そこでラウールは、遂に箸を置いてしまった。
顔色が悪い、熱があると言われ、自分が体調不良だということを改めて自覚したのだ。
そしたら急に身体が重くなってきて、横に座っていた目黒にぐったりと身体を預ける。
ラウール
目黒は驚いてラウールを見る。するとその瞳は涙目で、余計辛いんだろうということが伝わってきた。
目黒
目黒がラウールのサラサラの髪を撫で、その後で背中を差し出す。
ラウールも流石にそこまでされて断るほど頑固ではなく、いや、どちらかといえばそんな気力がもうないというのが理由だが、大人しくその背中に背負われた。
目黒
深澤
岩本
目黒
ラウール
ラウール
目黒
目黒
ラウール
目黒
目黒の家に着けば、取り敢えずラウールはベッドに下ろされた。
半ば倒れるようにベッドに横たわったラウールは、ひとつ乾いた咳を漏らしながら布団を被る。
目黒
目黒の問いかけには静かに頷く。
目黒
いつになく辛そうにするラウールを見て、目黒が言葉を失いかけた、その時。
目黒
むくりと起き上がったラウールは口元を押さえて、震える声で告げてくる。
ラウール
そう言いながら既に嘔吐いてるラウールに、近くにあったゴミ箱を渡すと、ラウールはまた「おぇ」と嘔吐く。
その背中が、不自然に跳ねた。
ラウール
ボタボタと質量のあるものがゴミ箱に叩きつけられる。しかし息をつく暇もなく、次の波が押し寄せてきた。
ラウール
喉が引きつって、ごぼ、という音とともにかなりの、量を吐き出す。それでも、吐き気は収まるどころか増長しながら断続的に込み上げてくるばかりだった。
続け様に嘔吐するラウールに、焦った様子で目黒がペットボトルを手渡す。
目黒
ペットボトルの水に、ラウールがゆっくりと口をつける。
そして、ごくり、ごくりと2回ほど喉が動いたかと思えばまた、ゴミ箱に向かって嘔吐き始めた。
ラウール
目黒
目黒は、汚い俺を関係なしに背中を擦ってくれたりしてくれた。
もんちっち
もんちっち
もんちっち