私が恋したのは、、、
あれは、13年前
桜先生
はーい!みんな今日は新しいお友達が来ました!お名前は?
5歳美麗(姫)
わたくしの名前は宮水美麗。今日からこの幼稚園に通うことになりました!ヨロシク!
ザワザワ
桜先生
はーい!それでは美麗ちゃんはリョウマ君の隣に座ってもらいましょう!
5歳美麗(姫)
はい
5歳リョウマ
、、、
職員室
桜先生
園長先生!無事、新しい園児を迎え入れることができました!
園長先生
ああ、おつかれ!
桜先生
なんか、あの美麗ちゃんていう子、〇〇国の王様とお姫様の娘さんなんですって?
園長先生
ええ。両親から「お願いだからそのことは他の園児に言わないでください!」ってきつく言われたのよ。
桜先生
大丈夫です!園児たちにはいっておりません!
園長先生
ありがとう!みんなと仲良くなるといいですね!
桜先生
はい!
教室で
5歳美麗(姫)
あっ、あの今日から席が隣になったようですね。ヨロシク!
5歳リョウマ
、、、
5歳美麗(姫)
挨拶をされたら挨拶を返すのは基本ですよ!
5歳リョウマ
そんなの知らねえ
5歳美麗(姫)
まったく
家
じい
お嬢様。幼稚園はどうでしたか?
メイド
お友達はできた?
5歳美麗(姫)
いいえ。でも、まあまあ、いい幼稚園でしたわよ。
メイド
それは良かったはね!
じい
お嬢様、そろそろお父様とお母様に手紙を書く時間ですよ!
5歳美麗(姫)
あら、忘れてたわ
美麗は5歳の誕生日の時、親と離れて今は執事のじいとメイド何人かで暮らしているのです
お父様、お母様へ
きょう、ようちえんさいしょのひ。とくにもんだいはありませんでした。ただひとつ、いやなことがありました。となりになったおとこのこ、りょうまくんがあいさつをかえしてくれないのです。おかあさまとおとうさまはどうおもいますか?へんじをまっています。
美麗より
こんな生活が続いてたある日
幼稚園の休み時間で、、、
5歳さあや
ねえ、美麗さん
5歳美麗(姫)
あら、さあやさん。それにナナさんにサツキさん。何かご用?
5歳ナナ
美麗ちゃんってリョウマ君の隣なんだよね?
5歳美麗(姫)
はい
5歳サツキ
うざいんだけど
5歳美麗(姫)
え?
5歳さあや
え?じゃないわよ!私のリョウマ君に手出さないでくれる?
5歳美麗(姫)
?(これって鬼ごっこかしら?)
この時はただ友達になってくれるだけかと思っていた。
でも、現実はそこまで甘くない
5歳サツキ
だーかーらー!リョウマ君はさあやちゃんのものだから取るなってこと!
5歳美麗(姫)
とる?わたくし何もやっておりませんが、、、
5歳ナナ
え〜!嘘つかないでくれる!このまえ「ヨロシク」とかいってたじゃん!
5歳美麗(姫)
あれはあいさつです!
5歳さあや
もう!うるさいな〜!何があいさつだ!
5歳美麗(姫)
でもあれはあいさつ
バシッ
5歳美麗(姫)
えーんえーん
5歳さあや
何が「えーん」よ!ちょっとほっぺた触っただけなのに!
5歳美麗(姫)
えーん痛いよ〜。じい!メイドさーん!
5歳サツキ
ここにいるわけないじゃん!
5歳美麗(姫)
お父様!お母様!
5歳さあや
うるさいわね!いないっていってるでしょ!もう一発、、、
5歳リョウマ
やめろ!
5歳美麗(姫)
、、、リョウマ君?
5歳リョウマ
3対1なんて最低だな!
5歳さあや
!!
5歳リョウマ
わかったらさっさとどっかいけ!バカ!
5歳さあや
ううう、うわーん。リョウマ君にバカって言われた〜(大泣き)
5歳サツキ
もういこ
5歳ナナ
そうだね
さあや、ナナ、サツキは去っていった
5歳美麗(姫)
あ、ありがとう
5歳リョウマ
だって、3対1はダメなのが基本。挨拶をされたら挨拶を返すのが基本なんだろ?
5歳美麗(姫)
ううう、うえーん。怖かったよ〜(大泣き)
5歳リョウマ
まあまあ
これが私の恋の瞬間
そしてリョウマとは小学校、中学、高校とずっと一緒だったんだ
作者
これが感動の美麗の恋の瞬間
作者
でも、美麗の結婚相手は違う人!
作者
さて、どうする?美麗