『 俺 の 人 生 は 狂 っ て い る 』
そんな筈では無かった。
普通に仮面を貰って。
でも、何でッ…、
為りたいモノに成れないんだ…?
『いつかはなれる』って。
そんな言葉何回も聞いた。
俺に慈悲の目で見てくる奴らもいた。
別に今の人生が嫌なわけではない。
もう一度会いたかった人がいるってだけ。
『来世でまた会おう』
なんて嘘だったんだよね。
≪……≫
...
rd
俺の目の前には金色の仮面を着けた生徒がいる。
きっと『お金持ち』という仮面だろう。
...
...
...
rd
...
呆れたように俺はため息をつく。
俺の話を聞いているのか聞いていないのか ペンを器用にクルクル回している目の前の生徒。
rd
そんな俺を横目で見てスラスラと答えを書く生徒。
...
rd
…
kn
そそくさと準備をする生徒たち。
rd
rd
kn
ガラガラ
カチャリ
rd
…
早く帰れよと言おうとした俺の言葉を遮ったのは 目を輝かしたフードを被った男子だ。
rd
rd
zm
rd
rd
zm
kn
kn
そう言ったのを合図かのように、
zm
コネシマはゾムの首根っこを掴んで帰っていく。
rd
rd
その言葉は誰に向けたものでもない。
俺はそのまま家に向かったのであった。
rd
rd
っ、だぁ
らだッ、
らだお…‣‽
何でッ、
目覚めたのは自室のベッド。
帰っていた時の記憶はない。
そして、
rd
嫌な夢を見た。
幼い頃の夢だ。
無抵抗の両親を殺した。
そう、だった。
あの日から、
俺の人生は
狂ってしまったんだ。
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